つう‐せん【通船】
[名](スル)河川や海峡などを船が往来すること。また、その船。かよいぶね。「港内—危険につき」〈葉山・海に生くる人々〉
つうぜい‐かん【痛税感】
納税の痛み。国民が納税を負担に感じること。「—が高い」
つう‐そ【痛楚】
ひどく痛み苦しむこと。「困難—の事に当り」〈中村訳・自由之理〉
つうそう‐ていおん【通奏低音】
1 《(イタリア)basso continuo/(ドイツ)Generalbaß》バロック音楽の演奏で、チェンバロなどの奏者が低音旋律と和音を示す数字に基づいて即興的に和音を補いながら伴奏部を弾く...
つう‐そく【通則】
1 世間一般に通用するきまり。「人間社会の—」 2 法規などで、全体にわたる規則。総則。
つう‐そく【通塞】
1 通じることとふさがること。 2 前途が開けることと閉ざされること。幸と不幸。「政(まつりこと)の可否にしたがひて御運の—あるべし」〈神皇正統記・後嵯峨〉
つう‐ぞく【通俗】
[名・形動] 1 世間一般の人々にわかりやすく親しみやすいこと。一般向きであること。また、そのさま。「—な言葉で話す」「—に堕する」「—文学」 2 世間なみ。世間一般。 3 世間の一般的風習。一...
つうぞく‐か【通俗化】
[名](スル) 1 世間一般にわかりやすいようにすること。「理論を—する」 2 俗っぽくなること。俗化。「—した観光地」
つうぞくかんそぐんだん【通俗漢楚軍談】
江戸中期の読本(よみほん)。明代の「西漢通俗演義」の翻訳。15巻。7巻まで夢梅軒章峰、8巻から称好軒徽庵(きあん)訳。元禄8年(1695)刊。漢の劉邦と楚の項羽とを主人公に、その時代の史実を簡明...
つうぞく‐きょういく【通俗教育】
わかりやすい方法で行われる、一般国民に対する教育。官製用語としては、明治から大正中期にかけて用いられ、以後、社会教育と改められた。