から‐こと【唐言】
1 「唐語(からことば)」に同じ。「あなむつかしの—書きたる物」〈読・雨月・蛇性の婬〉 2 「挟み詞(ことば)2」に同じ。「茶屋の女—にて合図をし」〈黄・栄花夢〉
がら‐がら
[副](スル) 1 物が崩れたりぶつかったりするときの、大きく響く音を表す語。「—(と)壁が崩れる」 2 引き戸の開閉や、堅い車輪の回転の音を表す語。「格子戸を—(と)開ける」「荷車が—(と)...
からす‐ば【烏羽】
烏の羽。黒い羽。敏達天皇の代に、高麗(こま)から来た、烏の羽に墨書きした手紙を湯気で蒸し、帛(ねりきぬ)に押し写して読み取ったという故事から、多く「烏羽に書く」の形で、見分けのつかないことのたと...
からもの‐の‐つかい【唐物の使】
平安時代、中国の船が北九州に来航したとき、貨物を検査したり、必要な物を買い入れたりするために朝廷から派遣された臨時の官。からものつかい。
からみ‐つ・ける【絡み付ける】
[動カ下一][文]からみつ・く[カ下二]絡みつくようにする。巻きつかせる。「足を—・けて相手を倒す」
からふね‐ぶぎょう【唐船奉行】
室町幕府の職名。中国(明)・朝鮮・琉球との通商貿易のことをつかさどった。唐奉行。
カルバペネムたいせい‐ちょうないさいきん【カルバペネム耐性腸内細菌】
多くの病原菌に対して強い抗菌力をもつカルバペネムという抗生物質が効かない腸球菌。院内感染の原因菌となることがある。CRE(Carbapenem-resistant Enterobacteriac...
かわ・す【躱す】
[動サ五(四)]《「交わす」と同語源》 1 ぶつからないように身を翻して避ける。「身を—・して自動車をよける」 2 巧みに避けて逃れる。「鋭い追及を—・す」 [可能]かわせる
かんせつ‐しん【関節唇】
関節窩(かんせつか)の縁を取り囲む線維性の結合組織。肩関節や股関節などにあり、関節窩に収まる骨頭を安定させる役割を果たす。
かん‐し【寒士】
貧しい人。「宵越の銭はつかわぬという風(ふう)なれば、われ等が如(ごと)き—の家には向くべくもあらず」〈荷風・かたおもひ〉