ないし‐の‐かみ【尚侍】
内侍司(ないしのつかさ)の長官。もと従五位相当、のち従三位相当。天皇に近侍して、奏請・伝宣などをつかさどったが、のちには女御(にょうご)・更衣(こうい)に準じて後宮に列するようになった。しょうじ。
なつかし・む【懐かしむ】
[動マ五(四)]なつかしく思う。なつかしがる。「往時を—・む」
ないせん‐し【内染司】
律令制で、宮内省に属し、御用の染め物のことをつかさどった役所。うちのそめもののつかさ。
とっぷり
[副] 1 日がすっかり暮れるさま。「—(と)暮れる」 2 湯に十分つかるさま。また、物にすっかりおおわれるさま。「温泉に—(と)つかる」
ない‐じ【内耳】
耳の最深部の、複雑な骨壁に囲まれた部分。聴覚をつかさどる蝸牛(かぎゅう)と、平衡感覚をつかさどる三半規管・前庭(ぜんてい)からなる。迷路。
てんちゅう‐し【典鋳司】
律令制で、大蔵省に属し、金・銀・銅・鉄の鋳造や玉作りなどをつかさどった役所。てんじゅし。いもののつかさ。
てんやく‐りょう【典薬寮】
律令制で、宮内省に属し、宮中の医薬・薬園などに関することをつかさどった役所。くすりのつかさ。
てんうん‐し【転運使】
中国、唐・宋代の地方官名。創設当初は物資の運輸をつかさどったが、しだいに権限を拡大し、宋代には辺防・刑獄・財政などの役もつかさどった。
てん‐ぞ【典座】
《「ぞ(座)」は唐音》禅宗寺院で、大衆の斎飯などの食事をつかさどる役職。もとは床座・衣服などをつかさどった。六知事の一。
手(て)を拱(こまぬ)・く
《「てをこまねく」とも》 1 両手の指を胸の前で組んで敬礼する。中国で行われたあいさつの方法。 2 腕組みをする。手をつかねる。「—・いて思いにふける」 3 何もしないで傍観している。手をつかね...