つき‐きり【付(き)切り】
少しも離れることなく付き添うこと。つきっきり。「—で看病する」
つき‐きり【突き切り】
[名・形動ナリ]突き放した言い方。すげなく言い放つこと。また、そのさま。「はしたなく—なる事な宣ひそよ」〈源・若菜下〉
つき‐き・る【突(き)切る】
[動ラ五(四)] 1 刀などで突くようにして切る。「二貫目足らずの剣とりしぼり力任せに—・りて」〈露伴・いさなとり〉 2 まっすぐに横切る。つっきる。「甲谷は公園の芝生を—・ると」〈横光・上海〉
つき‐ぎね【搗き杵】
うすに入れた米などをつくきね。かちぎね。
つき‐ぎめ【月極め】
1か月を単位として契約などをきめること。「—の駐車場」「—で新聞をとる」
つき‐ぎょうじ【月行事/月行司】
江戸時代、1か月交代で、町内や商人組合などの事務処理をした人。がちぎょうじ。
つき‐ぎり【月切り】
1 ある物事の期間を、1か月または幾月と限って定めること。「—の算用に相納め、地獄極楽の修復料に致すべき事」〈浮・風俗遊仙窟・四〉 2 「月掛かり」に同じ。「これは都の—に隠し置かれし手煎ぢゃ」...
つきぎり‐かご【月切り駕籠】
江戸時代、駕籠を常用する資格のない小身の旗本や諸家の臣などが、願い出により、5か月を期限として駕籠の使用を許されたこと。
つき‐くさ【月草/鴨跖草】
1 ツユクサの別名。名は、花の色がよく染みつくからとも、臼(うす)でついて染料としたからともいう。《季 秋》 2 襲(かさね)の色目の名。表は縹(はなだ)、裏は薄い縹。秋に用いる。
つきくさ‐の【月草の】
[枕]ツユクサの花で染めたものは色があせやすいところから、「うつる」「仮(かり)」「消(け)ぬ」にかかる。「百(もも)に千(ち)に人は言ふとも—うつろふ心我持ためやも」〈万・三〇五九〉