つくも【九十九】
1 「九十九髪(つくもがみ)」の略。 2 植物フトイの古名。〈和名抄〉
つくも‐かいづか【津雲貝塚】
岡山県笠岡市にある縄文時代後期の貝塚。160余体の人骨が出土し、大正13年(1924)清野謙次は縄文人が現代日本人の直接の祖先であるという原日本人説を提唱。
つくも‐がみ【九十九髪/江浦草髪】
老女の白髪、また、その老女をいう。「百年(ももとせ)に一年(ひととせ)たらぬ—我を恋ふらし面影に見ゆ」〈伊勢・六三〉 [補説]白髪が水草のツクモに似ているところからいう。また一説に、「百年に一年...
つくも‐がみ【付喪神】
100年を経過した器物に宿り、化けたり人に害をなしたりするとされる精霊。
つくも‐じま【九十九島】
長崎県、島原半島の東海岸に散在する小島群。寛政4年(1792)の火山活動に伴う眉山(まゆやま)の崩壊による土石流によって生じ、現在は海食などによって消失、20ほどが残る。→島原大変肥後迷惑
つくもじま‐どうしょくぶつえん【九十九島動植物園】
長崎県佐世保市にある動植物園。昭和36年(1961)開園。日本最大級の80平方メートルの天井水槽をもつペンギン館がある。西海国立公園九十九島動植物園。愛称、森きらら。
つくも‐どころ【作物所】
平安時代、宮中の調度品などの調進をつかさどった所。作物司(つくもづかさ)。
つくも‐わん【九十九湾】
石川県、能登半島北東部の能登町にある小湾。リアス式沈降海岸で、屈曲が多い。