色(いろ)を付(つ)・ける
物事の扱いに情を加える。値引きしたり、割り増ししたりする。「謝礼に—・ける」
因縁(いんねん)を付(つ)・ける
無理に理由をこじつけて相手の非を責めたてる。言いがかりをつける。「ちんぴらに—・けられる」
うえ‐つ・ける【植(え)付ける】
[動カ下一][文]うゑつ・く[カ下二] 1 位置を決めて植物を植えて根づくようにする。特に、稲の苗を田に植える。「キャベツの苗を—・ける」 2 印象や考えなどを心にしっかり刻みつける。「公徳心を...
うけ‐つ・ける【受(け)付ける】
[動カ下一][文]うけつ・く[カ下二] 1 申し込みや依頼などに応じて処理をする。「申請を—・ける」 2 相手の言い分や願いなどを聞き入れる。「友人の忠告を—・けない」 3 ある動作・作用に対応...
後(うし)ろを付(つ)・ける
芝居で、黒子(くろご)が役者に台詞(せりふ)を教える。「代役に—・ける」
うち‐つ・ける【打(ち)付ける】
[動カ下一][文]うちつ・く[カ下二] 1 釘(くぎ)などで打って、取り付ける。「雨戸に板を—・ける」 2 強く打つ。ぶっつける。「鴨居(かもい)に頭を—・ける」 3 火打ち石を打って火をつける...
うつ・ける【空ける/虚ける】
[動カ下一][文]うつ・く[カ下二]《「うつ(空)」の動詞化》 1 気が抜けたようになる。ぼんやりする。「—・けた顔つき」 2 中がうつろになる。「鹿の角のごとくして—・けたる国なり」〈熱田神宮...
うみ‐つ・ける【生み付ける/産み付ける】
[動カ下一][文]うみつ・く[カ下二] 1 魚や虫などが卵を産んで他の物に付着させる。「海藻に卵を—・ける」 2 生まれつき、ある性質を備えさせる。ある性質や形を受けつがせて産む。「斯ういう性質...
うり‐つ・ける【売(り)付ける】
[動カ下一][文]うりつ・く[カ下二]無理に買わせようとする。押しつけて売る。「安物を—・ける」
えり‐つ・ける【彫り付ける】
[動カ下一][文]ゑりつ・く[カ下二]刻みつける。ほりつける。「正面に、葛飾郡永代築地と—・け」〈鏡花・葛飾砂子〉