ばつを合(あ)わ・せる
つじつまを合わせる。うまく調子を合わせる。「何とか—・せてその場をしのぐ」
む‐じゅん【矛盾/矛楯】
[名](スル) 1 ほことたて。 2 《昔、中国の楚の国で、矛(ほこ)と盾(たて)とを売っていた者が、「この矛はどんなかたい盾をも突き通すことができ、この盾はどんな矛でも突き通すことができない」...
ばつ
《「場都合」の略、または「跋」と同語源という》 1 その場のぐあい・調子。「見方によって、好い都合にもなり、又悪い—にもなる此機会は」〈漱石・明暗〉 2 つじつま。→ばつを合わせる
どう‐ちゃく【撞着】
[名](スル) 1 つきあたること。ぶつかること。「忌諱すべき事に—することも」〈鴎外・渋江抽斎〉 2 つじつまが合わないこと。矛盾。「話の前後が—する」「自家—」
とん‐ちん‐かん【頓珍漢】
[名・形動]《鍛冶屋(かじや)の相槌(あいづち)の音を漢字を当てて表したもの。その打つ音がそろわないところから》 1 物事のつじつまが合わないこと。見当違いであること。また、そのさま。「—な受け...
し‐あわ・す【為合はす】
[動サ下二] 1 物事をうまくやりおおせる。つじつまを合わせる。「さても宇都宮はよくも—・せたるものかな」〈伽・猿源氏〉 2 作って合わせる。「裏ト表ヲ—・スル」〈日葡〉