つち‐の‐かみ【土の神】
1 土をつかさどり守る神。埴安(はにやす)の神の類。 2 「土公神(どくじん)」に同じ。
つち‐の‐こ【槌の子】
1 小槌(こづち)。 2 額(ひたい)と後頭部が突き出た頭。さいづちあたま。 3 胴の太い、蛇の一種という想像上の動物。 4 不器用な人。特に、裁縫がへたな女。「大方は針手の利かぬ—は」〈浮・禁...
つち‐の‐と【己】
《「土の弟(と)」の意》十干の6番目。き。
つちのなかのこども【土の中の子供】
中村文則の短編小説。平成17年(2005)発表。同年、第133回芥川賞受賞。
つち‐はじかみ【土薑】
ショウガの別名。
つち‐はらい【土払い】
牛車の簾(すだれ)の下にかける布帛(ふはく)。
つち‐はり【土針】
植物の名。メハジキとも、ツクバネソウとも、エンレイソウともいわれる。「我がやどに生ふる—心ゆも思はぬ人の衣(きぬ)に摺(す)らゆな」〈万・一三三八〉
つち‐はんみょう【土斑猫/地胆】
甲虫目ツチハンミョウ科の昆虫の総称。体長1〜2センチ。体は青黒くてつやがある。腹は平たく、雌では特に大きい。前翅(まえばね)は短く、後ろ翅は退化しているので飛べず、歩き回る。体内に含む有毒なカン...
つち‐ばし【土橋】
「どばし(土橋)」に同じ。
つち‐ばち【土蜂】
1 膜翅(まくし)目ツチバチ科の昆虫の総称。体は大形で黒色、腹部は長く大きく、金色の毛が密生し、横縞のあるものが多い。雌は、地中に潜むコガネムシの幼虫に卵を産みつける。《季 春》 2 クロスズメ...