つつみ‐がみ【包(み)紙】
物を包むために使う紙。包装紙。
つつみ‐がわら【包(み)瓦/堤瓦】
棟を包むのに用いる半円筒形の瓦。
つつみ‐ぎん【包み銀】
江戸時代、銀座または両替商などで紙で包み、封印した銀貨。金額が表記されており、一般にそのままの状態で授受された。常是(じょうぜ)包み・銀座包み・仲間包みなどがある。金の場合は包み金(きん)という。
つつみ‐こ・む【包(み)込む】
[動マ五(四)]包んで中に入れる。すっぽりと包む。「本をふろしきに—・む」「甘い香りに—・まれる」
つつみ‐じょう【包み状】
書状を別の紙で包み、のりで封をしたもの。
つつみちゅうなごんものがたり【堤中納言物語】
平安後期の短編物語集。天喜3年(1055)女房小式部作の「逢坂越えぬ権中納言」以外は、作者・成立年代未詳。「花桜折る少将」「虫めづる姫君」「よしなしごと」など10編と一つの断章からなる。
つつみ‐な【包(み)菜】
サンチュの別名。朝鮮料理で、焼肉などを包んで食べることから。
つつみ‐な・し【恙み無し】
[形ク]さしさわりがない。無事である。つつがない。「—・く幸(さき)くいまさば荒磯波(ありそなみ)ありても見むと」〈万・三二五三〉
つつみ‐にんぎょう【堤人形】
仙台市青葉区堤町産の土人形。堤焼を母体とし、京都の伏見人形などの影響を受けながら洗練された郷土色をもつ。
つつみ‐ぶみ【包み文】
薄様(うすよう)などを上おおいにした手紙。特に平安時代、後朝(きぬぎぬ)の手紙や懸想(けそう)文に用いた。「緑の薄様なる—の、大きやかなるに」〈源・浮舟〉