かんよう【漢陽】
中国、武漢市の西部地区。漢水の南岸にあり、製鉄・兵器工場があった。漢口・武昌(ぶしょう)とともに、かつての武漢三鎮(ぶかんさんちん)の一。ハンヤン。
かん‐わ【官話】
《官衙(かんが)で用いる言語の意》かつて中国の官界・上流社会で用いられた標準的言語。北京(ペキン)・南京(ナンキン)・西方の諸官話がある。
カンポス‐ドス‐ゴイタカゼス【Campos dos Goytacazes】
ブラジル南東部、リオデジャネイロ州の都市。周辺では、かつてコーヒーの栽培が盛んで、現在はサトウキビの代表的な産地となっている。沿岸部の沖合では、海底油田の石油採掘が行われている。
キジムカジ【Kizimkazi】
タンザニア東部、ザンジバル島南端の村。かつての古都であり、インド洋交易で栄えた時代に築かれた城壁の一部や12世紀初頭創設のモスクなどが残っている。
きき‐づて【聞き伝】
《「ききつて」とも》「聞きつたえ」に同じ。「ただに—にきくことをも記(しる)せれば」〈著聞集・二〇〉
きしょう‐かち【希少価値/稀少価値】
少なくて珍しいために生じる価値。「かつての日用品も今では—がある」
カンパニア【Campania】
イタリアの南部にある州。ティレニア海に面し、かつてはナポリ王国の中心地域だった。アベッリーノ県・カゼルタ県・サレルノ県・ナポリ県・ベネベント県がある。州都はナポリ。
キッチナー【Kitchener】
カナダ、オンタリオ州南部の都市。トロントの西約90キロメートルに位置し、隣接するウオータールーとともに同一都市圏を構成する。ドイツからの移住者が多く、かつてベルリンとよばれたが、第一次大戦時に英...
キブロン【Quiberon】
フランス西部、ブルターニュ地方、モルビアン県の港町。かつてイワシ漁が盛んだったが、現在は夏季の観光保養地として知られる。ブルターニュ半島南沖、太平洋に浮かぶベリールアンメール島への玄関口。キベロン。
きちがい‐なすび【気違い茄子】
チョウセンアサガオの俗称。薬用に用いられていたが、分量を誤ると狂躁(きょうそう)状態になることから、かつてはこう呼ばれた。