にい‐も【新喪】
新たに服する喪。「—のごとも音(ね)泣きつるかも」〈万・一八〇九〉
なるさわ‐ひょうけつ【鳴沢氷穴】
山梨県南都留(みなみつる)郡にある溶岩洞。天然記念物。富士山の貞観大噴火の際に噴出した溶岩により形成されたといわれる。年間を通じて気温が低く、江戸時代には内部の氷が将軍への献上用に利用された。
なれ‐むつ・ぶ【馴れ睦ぶ】
[動バ上二]慣れ親しむ。「年ごろ—・び聞こえ給ひつるを」〈源・桐壺〉
なり‐そ・う【成り添ふ】
[動ハ四]その度合いが増す。ますますそうなる。「人のそねみ深くつもり、安からぬこと多く—・ひ侍りつるに」〈源・桐壺〉
にが‐かしゅう【苦何首烏】
ヤマノイモ科の蔓性(つるせい)の多年草。山裾や川岸に自生。カシュウイモに似るが、むかごや塊根に苦味があり、食用にしない。
なま‐めかし・い【艶めかしい】
[形][文]なまめか・し[シク]《動詞「なまめく」の形容詞化》 1 姿やしぐさが色っぽい。あだっぽい。「—・い声」「—・くしなを作る」 2 清新でみずみずしい。若々しい。「あてに—・しう、二月ば...
にが‐うり【苦瓜】
ツルレイシの別名。《季 秋》
にが・る【苦る】
[動ラ四]にがにがしく思う。不愉快なようすをする。「笑ひつる人も—・りてぞ見えける」〈沙石集・三〉
ぬき‐い・ず【抜き出づ】
[動ダ下二] 1 ㋐現れ出る。「御寺のかたはら近き林に—・でたる筍(たかうな)」〈源・横笛〉 ㋑ひいでる。ぬきんでる。「容貌のすぐれたるにも百千の中に—・でたると」〈色道大鏡・一〉 2 ㋐抜いて...
にょい‐ぼう【如意棒】
思うままに伸縮し、自在にあやつることができるという棒。