せぐり・くる【せぐり来る】
[動カ変]涙や息がつきあげるように出てくる。こみあげてくる。「—・来る涙を、一生懸命に噛みしめた」〈里見弴・多情仏心〉
そ
[終助]サ変・カ変動詞の未然形、その他の動詞の連用形に付く。中世には、サ変動詞の連用形にも付く。 1 副詞「な」と呼応して、禁止・制止の意を表す。…てくれるな。…なよ。「な恨み給ひ—」〈徒然・...
じれ‐こ・む【焦れ込む】
[動マ五(四)]ひどくいらだってくる。もどかしくてじれてくる。「要領の得ない話に—・む」
そら‐だき【空薫き/空炷き】
1 前もってたくか別室でたくかして、どこからともなくにおってくるように香をたきくゆらすこと。「簾内より—の香、馥(かうば)しく匂ひ出でぬ」〈今昔・二四・六〉 2 どこからともなくにおってくるよい...
そち‐ら【其方】
[代] 1 中称の指示代名詞。 ㋐聞き手に近い方向をさす。「—は遠回りですよ」 ㋑聞き手のいる、またはその方向にある場所をさす。「私のほうから—に伺います」「—はもう暖かくなりましたか」 ㋒聞き...
そけい‐ヘルニア【鼠蹊ヘルニア】
鼠蹊部に、主として小腸が脱出してくる病気。男子では陰嚢(いんのう)まで下りてくることがある。子供では、先天的に腹壁の構成が不完全なときなどに起こることが多い。脱腸。
しんしゅつ‐えき【滲出液】
内部から表面にしみ出てくる液。特に、細菌性の炎症を起こしたときに、血管外へしみ出てくる液。
しょう‐らい【将来】
[名](スル) 1 《将(まさ)に来(きた)らんとする時の意》これから先。未来。前途。副詞的にも用いる。「—の日本」「—を期待する」「—のある若者」「—医者になりたい」 2 引き連れてくること。...
きゃく【客】
[名] 1 訪ねてくる人。また、招かれてくる人。まろうど。「—をもてなす」 2 料金を払って、物を買ったり、乗り物に乗ったりする人。顧客・乗客・観客など。「—の入りが悪い」 3 旅人。また、止...
くだは・る【下はる】
[動ラ四]《「くださる」の音変化。近世上方(かみがた)で、侠客(きょうかく)・相撲取りなどが用いた》 1 「下さる1」に同じ。「下んせ、下んせ、—・りませ」〈浄・忠臣講釈〉 2 (補助動詞)動詞...