て‐とり【手取り】
《「てどり」とも》 1 人をだまして操るのが巧妙なこと。また、その人。「なかなか如才のない女です。まあ—でしょう」〈秋声・足迹〉 2 相撲のわざの巧みなこと。また、その力士。
て‐どり【手取り】
1 給与などから税金その他を差し引いた、正味の受取金。実収入。→税込み 2 糸などを手で繰り取ること。手繰り。 3 (「手捕り」とも書く)素手で捕らえること。「川魚を—にする」
てどり‐がま【手取り釜】
茶の湯の釜の一。つるがついていて注ぎ口のあるもの。
てどり‐がわ【手取川】
石川県南部を流れる川。県南端、岐阜との県境にある白山に源を発し、支流を合わせ白山市で日本海に注ぐ。長さ72キロ。上流に手取湖、中流に手取峡谷がある。下流は早場米産地の扇状地を形成する。県下最大の河川。
てどり‐こ【手取湖】
石川県南部を流れる手取川の上流にある人造湖。昭和54年(1979)に完成した多目的ダムである手取川ダムの貯水池。総貯水量2億3100万立方メートル。
てどり‐なべ【手取り鍋】
持つためのつるのついた鍋。手鍋。