い‐かん【異観】
珍しい眺め。かわったみもの。「山麓の村家火災(かじ)の点に至ては実に是れ—なり」〈竜渓・浮城物語〉
おお‐たちまわり【大立(ち)回り】
1 歌舞伎などの芝居で、大ぜいが激しく争う演技。 2 取っ組み合ったりしてはでにけんかをすること。「酒を飲んだ勢いで—を演じる」
おお‐つちぐも【大土蜘蛛】
クモ目オオツチグモ科に属する大形のクモの総称。南北アメリカ・アフリカ・東南アジア・オーストラリアに広く生息し、俗にタランチュラと呼ばれる。夜行性で昆虫やカエルなどを食べる。鳥も捕らえると想像され...
きん・ずる【禁ずる】
[動サ変][文]きん・ず[サ変] 1 してはいけないとさしとめる。禁止する。「外泊を—・ずる」 2 (多く「禁じえない」の形で用いる)ある気持ちを抑える。「痛惜の念を—・じえない」
かわず【蛙】
1 カエルの別名。《季 春》「古池や—飛びこむ水の音/芭蕉」 2 カジカガエルの別名。 3 能楽の面の一。「善知鳥(うとう)」「阿漕(あこぎ)」などに用いる。 [補説]奈良・平安時代の用例は、1...
かわ‐ほり【蝙蝠】
《「かわぼり」とも》 1 コウモリの古名。「人もなく鳥もなからむ島にてはこの—も君もたづねむ」〈和泉式部集・下〉 2 「蝙蝠扇(かわほりおうぎ)」の略。 3 「蝙蝠羽織(かわほりばおり)」の略。
かわせ‐リスク【為替リスク】
《exchange risk》為替相場の変動の影響によるリスク。外貨建てで金融商品を購入する際や貿易代金を受け取る際などに生じる。貿易業者はこのリスクを小さくするために、普通為替予約などの回避策...
かわら‐まち【河原町】
京都市を南北に走る河原町通り周辺の地域。商業中心街。かつては洛外で、鴨川の河原。
かわ‐かみ【川上】
1 川の水の流れてくる方。川の源に近い方。みなかみ。⇔川下。 2 組織の上層部。また、組織を指導する立場。「—での論議に終わらせてはならない」⇔川下。 3 原材料、素材の製造段階をいう。「—から...
干戈(かんか)を動(うご)か・す
戦争を始める。「—・し、自分を敵視するものを討つとあっては」〈藤村・夜明け前〉