気(き)が尽(つ)・きる
1 気がめいる。退屈する。「小夜中のおしらべごと、嘸(さぞ)かしお—・きるであろ」〈逍遥・桐一葉〉 2 気力がなくなる。「これ程—・きては、頓(やが)て死ぬるに間はない」〈浮・織留・一〉
き【鬼】
1 異類異形のばけもの。おに。「其(その)霊魂—となりて我輩の終生を苦しめん」〈織田訳・花柳春話〉 2 死者の霊魂。「いかなる賤しき者までも、死しては霊(りゃう)となり—となりて」〈太平記・三四...
カンフル【(オランダ)kamfer】
1 樟脳(しょうのう)のこと。クスノキから得られるほか化学合成もされ、中枢神経興奮・局所刺激・防腐作用がある。かつては蘇生(そせい)薬として知られた。カンファー。カンフル剤。 2 だめになりかけ...
驥(き)も櫪(れき)に伏(ふ)す
《「驥」は、一日に千里を走るという駿馬。「櫪」は、馬小屋》いかなる名馬も厩舎(きゅうしゃ)につながれていては何もできないことから、才能のある者が世に認められず、力を発揮できずにいること。
気(き)が置(お)け◦ない
遠慮したり気をつかったりする必要がなく、心から打ち解けることができる。「—◦ない間柄」 [補説]文化庁が発表した「国語に関する世論調査」で、「その人は気が置けない人ですね」を、「相手に対して気配...
カンパニア【Campania】
イタリアの南部にある州。ティレニア海に面し、かつてはナポリ王国の中心地域だった。アベッリーノ県・カゼルタ県・サレルノ県・ナポリ県・ベネベント県がある。州都はナポリ。
かん‐せい【官制】
行政機関の設置・廃止・名称・組織・権限などに関する規定。明治憲法下においては勅令で定めていたが、現在は法律で定める。
甘草(かんぞう)の丸呑(まるの)み
《甘草もよくかみしめてみなくては、甘さがわからないところから》物事の本当の意味を深くかみしめてわかろうとしないこと。
かんぜい‐どうめい【関税同盟】
二つ以上の国家が同盟して、単一的な経済地域を形成して相互に関税を廃止する一方、域外諸国に対しては共通の関税を課すもの。EU(欧州連合)、CACM(中米共同市場)など。
邯鄲(かんたん)の歩(あゆ)み
《昔、燕の青年が邯鄲に歩き方を習いにいったが習得できず、故国の歩き方も忘れてはって帰ったという「荘子」秋水の故事から》むやみに他人のまねをすれば、自分本来のものも忘れて、両方とも失うことのたとえ。