うつ‐じょうたい【鬱状態】
気分が落ち込み、感情・意欲・思考などの精神活動が低下した状態。何事にも興味・関心を持てなくなり、不眠や過眠、食欲不振や過食、倦怠感(けんたいかん)などの身体症状があらわれる。悲観的な考えにとらわ...
うづき‐の‐いみ【卯月の忌み】
1 陰暦4月の賀茂の祭に関係する者が、潔斎のため、祭りに先立って家にこもること。「ほととぎす—に忌(い)こもるを思ひ知りても来鳴くなるかな」〈山家集・上〉 2 御田植え祭りの前の物忌み。
うち‐くん・ず【打ち屈ず】
[動サ変]「うちくっす」の音変化。「かかる者は、—・じたるこそあはれなれ、うたても華やかなるかな」〈能因本枕・九一〉
うち‐おどろ・く【打ち驚く】
[動カ四] 1 ふっと目が覚める。「現(うつつ)にありしやうにてありと見て、—・きたれば夢なりけり」〈更級〉 2 はっと驚く。ひどくびっくりする。「入道殿のかけても思しよらざんめるに、—・かれ給...
うなり‐ごえ【唸り声】
1 力を入れたり、苦しかったり、感心したりしたときなどに出す低い声。獣のほえる声についてもいう。うめき声。 2 低く長く続く音。機械や楽器などの音、虫の羽音などにいう。 3 謡曲・浪曲・浄瑠璃な...
牛(うし)に経文(きょうもん)
いくら説き聞かせても効き目のないことのたとえ。馬の耳に念仏。
牛(うし)に対(たい)して琴(こと)を弾(だん)ず
《中国、魯(ろ)の公明儀が牛の前で琴を弾じ、名曲を聞かせたが、牛は知らぬ顔で草を食っていたという「祖庭事苑」にある故事から》志の低い者や愚かな者に高尚な道理を説いてもわからないことのたとえ。牛に...
うさ‐ゆづる【設弦】
弓の予備の弦。「—絶えば継がむに並べてもがも」〈仁徳紀・歌謡〉
氏(うじ)無(な)くして玉(たま)の輿(こし)
女性は家柄がよくなくても、器量次第で富貴の人の愛を得て高い地位に上れるということ。
牛(うし)にひかれて善光寺(ぜんこうじ)参(まい)り
《信心のない老婆が、さらしていた布を角にかけて走っていく牛を追いかけ、ついに善光寺に至り、のち厚く信仰したという話から》思ってもいなかったことや他人の誘いによって、よいほうに導かれることのたとえ。