てん‐ご【転語】
ある語の意味や音が変化してできた語。五音相通をもとに考えた近世の国学の用語で、今日の国語学では用いない。
てんごう
[名・形動]ふざけること。また、そのさま。いたずら。冗談。「—を言う」「—な手形を書き、無筆の母御を宥(なだ)めしが」〈浄・冥途の飛脚〉 [補説]語源未詳。「癲狂(てんごう)」からともいい、「転...
てんごう‐がき【てんがう書き】
いたずら書き。戯(ざれ)書き。「かいやり捨てられし中に、—のあるを取り集めて」〈浮・一代男・跋〉
てんごう‐きゅう【天后宮】
《Chua Ba Thien Hau》 マレーシアの首都クアラルンプールの市街南部にある中国寺院。クアン川南岸の小高い丘の上に位置する。1989年に建立。赤、白、金色を基調とする装飾が施された...
てんごう‐ぐち【てんがう口】
冗談を言うこと。冗談口。「順才様の—、さやうな義は御無用になされませ」〈伎・小袖曽我〉
てん‐ごく【天国】
1 神や天使などがいる天上の理想世界。キリスト教では、神から永遠の祝福を受ける場所。神の国。⇔地獄。 2 そこで暮らすものにとって、理想的な世界。何にも煩されない、快適な環境。楽園。「野鳥の—」...
てん‐ごく【典獄】
1 監獄の事務をつかさどる官吏。 2 旧制の、監獄の長。
てん‐ごく【諂曲】
[名・形動ナリ]自分の気持ちをまげて人にこびへつらうこと。また、そのさま。「我を、あるが中に、ざえなく心—なりと、かくいふ、はづかしきこと」〈大鏡・道長下〉
てんごくがふってくる【天国が降ってくる】
島田雅彦の小説。昭和60年(1985)「海燕」誌に掲載。
てんごくとじごく【天国と地獄】
《原題、(フランス)Orphée aux Enfers》オッフェンバック作曲のオペレッタ。1858年パリで初演。ギリシャ神話のオルフェウスの悲話を戯画化したもの。