てん‐ちゃ【碾茶】
覆いをして育てた茶樹の若芽を蒸して、もまずに乾燥させた茶。臼で挽いて粉末にすると抹茶になる。
てん‐ちゃく【展着】
[名](スル)薬剤などを広くのばしてものに付着させること。また、広くのびてものに付着すること。「軟膏を布に広げて患部に—する」
てん‐ちゃく【纏着】
[名](スル)まつわりつくこと。からまりつくこと。「女子は益々余に—して離るることなし」〈竜渓・浮城物語〉
てんちゃく‐ざい【展着剤】
殺虫剤や殺菌剤が植物や害虫に付着・浸潤するように、主剤にまぜる薬剤。
てん‐ちゅう【天柱】
中国の神話で、天を支えているという柱。世を支えている道義のたとえ。→地維(ちい)
てん‐ちゅう【天誅】
1 天の下す罰。天罰。 2 天に代わって罰を与えること。天罰として人を殺すこと。「—を下す」
てん‐ちゅう【転注】
漢字の六書(りくしょ)の一。ある漢字を、原義に類似した他の意味に転用すること。この場合、音の変わることが多い。例えば、「音楽」の意の「楽(ガク)」の字を「ラク」と発音して「たのしい」の意に転用する類。
てんちゅう‐ぐみ【天誅組/天忠組】
江戸末期、吉村寅太郎・松本奎堂(けいどう)らが結成した尊王倒幕の急進派。文久3年(1863)元侍従中山忠光を擁して大和五條で挙兵したが、朝廷の政変により政情は一変し、追討の諸藩兵に敗れて壊滅。
てんちゅう‐し【典鋳司】
律令制で、大蔵省に属し、金・銀・銅・鉄の鋳造や玉作りなどをつかさどった役所。てんじゅし。いもののつかさ。
てんちゅう‐せつ【天中節】
1 陰陽道(おんようどう)で、火災・盗難・疾病・口舌の災いを払うために門などに貼る札。陰暦8月1日の日の出前に貼り出す。 2 陰暦5月5日の午(うま)の刻の称。