てんもく‐ぢゃわん【天目茶碗】
抹茶茶碗の一。擂鉢(すりばち)状で口縁はわずかにくびれ、高台(こうだい)は低く小さい。鎌倉時代に中国浙江(せっこう)省の天目山の寺院で学んだ留学僧が持ち帰ったところからの名。建盞(けんさん)を頂...
てんもく‐のみ【天目飲み】
天目茶碗で酒をのむこと。「—に思ひ出申して」〈浮・五人女・一〉
てん‐もり【天盛(り)】
1 日本料理で、酢の物・あえ物・煮物などを盛りつけた上に飾る木の芽・針海苔・芽じそなどのこと。 2 天ぷらを添えた盛りそば・盛りうどん。
てん‐もん【天文】
1 天体に起こるさまざまな現象。 2 天空に起こるさまざまな現象を見て吉凶を占うこと。また、その術。「—は淵源をきはめ、推条掌をさすが如し」〈平家・三〉
てん‐もん【天門】
天帝の御殿の門。また、天へのぼる入り口にあるという門。
てんもん【天問】
中国古代の文学作品集「楚辞」に収められた巻の一つ。屈原が天地創造や国の歴史についての疑問を記したもの。ティエンウェン。 中国の火星探査機。2020年7月に長征5号により打ち上げられた。周回機...
てんもん‐かた【天文方】
江戸幕府の職名。若年寄に属し、天文・暦術・地誌・測量・洋書翻訳などをつかさどった。
てんもん‐がく【天文学】
天体の位置・運動・性状や化学組成・進化などと、宇宙の構造・進化などを研究する学問。位置天文学・天体物理学・天体力学に大別される。
てんもんがくしゃ【天文学者】
《原題、(オランダ)De astronoom》フェルメールの絵画。カンバスに油彩。縦51センチ、横45センチ。天球儀に触れて思索にふける男性を描いた作品。「地理学者」と対をなし、科学者レーウェン...
てんもんがくてき‐すうじ【天文学的数字】
天文学で使われるような、非常に桁(けた)数の多い数字。現実ばなれのした大きな数。