てんにん‐そう【天人草】
シソ科の多年草。日本特産。山地の木陰に生え、高さ約1メートル。茎は四角柱、葉は長楕円形で先がとがる。夏の終わりに、淡黄色の花を密につけた穂を出す。
てんにん‐ちょう【天人鳥】
テンニンチョウ科の鳥。雄は尾羽が体の2倍近く長く、頭・背・尾が黒色でほかは白く、くちばしが赤い。カエデチョウの巣に托卵をする。アフリカに分布。
てんにん‐の‐ごすい【天人の五衰】
⇒五衰(ごすい)
てんねき
[副]まれに。たまに。「血の道も—見える長局(ながつぼね)」〈柳多留・初〉
てん‐ねん【天年】
天から受けた寿命。天寿。「—を全うするに至らざりしは」〈子規・墨汁一滴〉
てん‐ねん【天然】
[名・形動] 1 人為が加わっていないこと。自然のままであること。また、そのさま。「—の良港」⇔人工。「栄養不足で—に立枯になった朴の木の様なもので」〈啄木・雲は天才である〉 2 うまれつき。天...
てんねん‐あい【天然藍】
植物の藍からとった染料。→人造藍
てんねん‐アスファルト【天然アスファルト】
天然に産出するアスファルト。石油鉱床から湧きだしたもの、砂岩などの岩石に浸み込んだものなどがある。
てんねん‐ウラン【天然ウラン】
ウラン鉱として、天然に産するウラン。ウラン238が主で、核分裂を起こす235を0.7パーセント強含む。
てんねん‐かじつ【天然果実】
法律で、物の経済的用途に従って直接に収取される産出物。果物・牛乳・鉱物など。→法定果実