てんのうき【天皇記】
日本最古の史書の一。推古天皇28年(620)聖徳太子が蘇我馬子とともに編纂(へんさん)、天皇の世系・事跡を記したというが未詳。蘇我氏滅亡の際に焼失。
てんのうきかん‐せつ【天皇機関説】
明治憲法の解釈において、主権は国家にあり、天皇は法人である国家の最高機関であるとする学説。美濃部達吉らが唱えたが、国体に反する学説として非難され、昭和10年(1935)国体明徴問題を引き起こし...
てんのう‐ざん【天王山】
京都府南部、乙訓郡大山崎町にある小丘。淀川の分岐点にあり、古来水陸交通の要地。天正10年(1582)山崎の戦いで、羽柴秀吉が明智光秀を破った。 《の故事から》勝敗や運命の重大な分かれ目。
てんのう‐しょう【天皇賞】
毎年春秋2回行われる、競馬の重賞レース。春は4歳以上、秋は3歳以上のサラブレッド系競走馬によって争われる。
てんのう‐じ【天王寺】
四天王寺の略称。 大阪市の区名。四天王寺がある。JR天王寺駅は大阪市の南玄関をなす。 東京都台東区谷中にある天台宗の寺。山号は護国山。昭和32年(1957)に焼失した五重塔は、幸田露伴の小...
てんのうじ‐かぶ【天王寺蕪】
カブの一品種。大阪市天王寺の名産で、早生種。根は大きく、当座漬けや千枚漬けにする。天王寺かぶら。
てんのうじ‐く【天王寺区】
⇒天王寺
てんのうじ‐こうえん【天王寺公園】
大阪市天王寺区の市立公園。美術館・動物園・植物園や茶臼山古墳がある。
てんのうじ‐どうぶつえん【天王寺動物園】
大阪市天王寺区の、天王寺公園内にある市営の動物園。大正4年(1915)、日本3番目の動物園として開園。動物の生息地の環境を再現した展示で知られる。
てんのうじ‐や【天王寺屋】
室町後期から安土桃山時代にかけての堺の豪商津田氏の屋号。宗達・宗及は堺の三十六人会合衆(えごうしゅう)の一人で、茶人としても有名。 江戸時代の大坂の豪商。姓は大眉(おおまゆ)氏。両替商として...