くら‐がり【暗がり/闇がり】
1 暗いこと。また、暗い場所。くらやみ。「—に潜む」 2 人目につかないところ。内証のこと。「—の商ひはせうものでござらぬ」〈浄・薩摩歌〉 3 道理に暗く、愚かなこと。暗愚。「合点であらうと思ひ...
かん‐もん【肝文】
[名・形動ナリ] 1 重要な文章。「不晴不晴の時、と申すが、中にも—でござる」〈虎寛狂・布施無経〉 2 大切なこと。また、そのさま。「朝夕気をつくるが胸算用の—なり」〈浮・胸算用・三〉
かん【羹】
《唐音》 1 肉や野菜を汁を多くして煮たもの。あつもの。〈文明本節用集〉 2 雑煮。「正月の祝に、晴れなる座敷へ—を据ゆるに」〈咄・醒睡笑・六〉 3 餅菓子(もちがし)。「『常に食べぬ物でござあ...
驥足(きそく)を展(の)ば・す
《「蜀志」龐統伝から》 1 優秀な素質をもっている人が、その才能を存分に現す。「二人は秀才だったにも拘らず…その—・すことができなかった」〈中山義秀・厚物咲〉 2 自由に振る舞う。気ままに行動す...
き‐しつ【基質】
1 ㋐酵素の作用を受けて化学反応を起こす物質。アミラーゼが作用するでんぷんなど。 ㋑代謝の出発物質。 2 複合した構造の基盤となる部分。 ㋐細胞間にある物質。細胞間質。礎質。 ㋑染色糸を取り巻く...
き‐どり【気取り】
1 体裁をつくろうこと。もったいぶること。「—のない性格」 2 (現代語では多く接尾語的に用いる)そのものになったつもりで、それらしく振る舞うこと。「芸術家—」「夫婦—」「八人のそこつ者もいっぱ...
おりゃ・る
[動ラ四]《「おい(入)りある」の音変化》 1 「行く」「来る」の尊敬語。いらっしゃる。おいでになる。「いざさらば行かう。—・れ—・れ」〈虎清狂・猿座頭〉 2 「ある」「居る」の尊敬語。おありに...
くだっ‐て【下って/降って】
[接]《「くだりて」の音変化》 1 書簡文やあいさつで、自分のことを述べはじめるときに用いて、謙譲の気持ちを表す語。「—小生無事回復いたしましたのでご安心ください」 2 物事を並べるとき、少し価...
きんし‐ごぼう【金糸牛蒡】
ごぼうを細長く刻んでごま油でいためたもの。汁物の材料やきんぴらごぼうにする。
きぬ‐ゴロ【絹ゴロ】
絹糸でゴロフクレンのように織ったもの。夏の洋服地。