はしこ・い【捷い/敏捷い】
[形][文]はしこ・し[ク]機転がきき、動作が敏捷である。すばしこい。はしっこい。「私の叔母でも、母親でも、強健(つよ)い—・い気象です」〈藤村・旧主人〉 [派生]はしこさ[名]
でも‐しか
[接頭]《「…にでもなろうか」「…にしかなれない」の意から》ほかになるものがないので、やむをえずそれになっているという意を表す。でも。「—先生」
さかし・い【賢しい】
[形][文]さか・し[シク]《「盛(さか)し」と同語源か》 1 才知がすぐれ判断力があるさま。かしこい。賢明である。「—・いやり方」「競争社会を—・く生き抜く」 2 才知のあるように見せかけるさ...
後(あと)を引(ひ)・く
1 余波がいつまでも続いて、きまりがつかない。尾を引く。「三年前の事故が—・く」 2 いつまでも欲しい感じが残る。「ピーナッツは食べだすと—・く」
ばし
[副助]《係助詞「は」に副助詞「し」の付いた「はし」の音変化とも》名詞・格助詞・接続助詞「て」などに付く。疑問・推量・仮定条件・禁止・命令などの表現を伴い、上の事柄を取り立てて強調する意を表す。...
痘痕(あばた)も靨(えくぼ)
恋する者の目には、相手のあばたでもえくぼのように見える。ひいき目で見れば、どんな欠点でも長所に見えるということのたとえ。
せいジョゼフ‐れいはいどう【聖ジョゼフ礼拝堂】
《L'Oratoire Saint-Joseph》カナダ、ケベック州の都市モントリオールにある礼拝堂。ダウンタウンの西部、市内でもっとも標高が高いモンロワイヤルに位置する。1967年に建造された...
ろん‐な・し【論無し】
[形ク]言うまでもない。論じるまでもない。多く、「ろんなく」「ろんなう」の形で、連用修飾に用いる。「—・うさやうにぞあらむと」〈かげろふ・上〉
御釈迦様(おしゃかさま)でも気(き)がつくまい
《過去・現在・未来を見通すお釈迦様でも知らないの意から》だれも気がつかないだろう。御釈迦様でも御存じあるまい。
ごひゃくはちじゅうねん‐ななまわり【五百八十年七回り】
580年と、ひと回り60年の干支(えと)の七回りで、1000年になるところから、末長くいついつまでもの意で祝っていう語。「—までも生きのびさせられう」〈虎寛狂・子盗人〉