ついえ【費え/弊え/潰え】
1 費用。出費。かかり。「—がかさむ」「この商売を為すには莫大の—なれども」〈福沢・学問のすゝめ〉 2 むだな出費。浪費。「十五銭も二十銭も取られてたいした—でもあるから」〈太宰・魚服記〉 3 ...
ちどり【千鳥】
狂言。太郎冠者が、千鳥を捕らえるまねや津島祭の話などをして酒屋の亭主の目をごまかし、酒樽(さかだる)を取って逃げる。
鈴木三重吉の処女小説。明治39年(1906)「ホトトギス」誌に発表した短...
ちゅう‐どく【中毒】
[名](スル) 1 生体内に入った薬物・毒物や生体内の代謝産物によって病態や機能障害が生じること。経過から慢性と急性とに分けられる。どくあたり。「食い合わせで—する」「ガス—」 2 置かれた状況...
ちゅう‐どおり【中通り】
1 中くらいの程度。中間の位。「腰元、—の女までも皆色めきて」〈浮・男色大鑑・八〉 2 歌舞伎役者の階級。江戸での呼称で、名題(なだい)役者の次、下回りの上に位する。中役者。
ちゅうりゅうぐんようち‐とくべつそちほう【駐留軍用地特別措置法】
《「日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第六条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定の実施に伴う土地等の使用等に関する特別措置法」の通称》日米安保...
中流(ちゅうりゅう)の砥柱(しちゅう)
《「砥柱」は黄河の中に柱のようにそそり立っている石で、激流の中でも微動だにしないことから》乱世にあって、毅然(きぜん)として節義を守っていることのたとえ。
ちゅうごく‐しんぶん【中国新聞】
中国新聞社が発行する日刊ブロック紙。明治25年(1892)に広島で創刊。主に広島県内で読まれるが、岡山・島根・山口などでも購読されている。朝刊発行部数は約50万部(2023年下期平均)。 [補説...
ちょうイオン‐でんどうたい【超イオン伝導体】
融点より十分低い温度でもイオン伝導による電気伝導率が溶融塩程度(1Ω−1m−1以上)に高い固体電解質。高イオン伝導体。超イオン導電体。高イオン導電体。
寵愛(ちょうあい)昂(こう)じて尼(あま)になす
親が娘をいとおしむあまり、いつまでも嫁にやらないで、ついには尼にするようになる。かわいがるのも度が過ぎれば本人のためにならないことのたとえ。
千代(ちよ)を籠(こ)・む
千年後までも栄えるめでたいしるしをもっている。「君が経む—・めてや春くればみ垣の竹の色のことなる」〈新葉・賀〉