さなだ‐ひも【真田紐】
太い木綿糸で平たく厚く織る紐。天正(1573〜1592)のころ、真田昌幸(さなだまさゆき)が刀の柄(つか)を巻くのに用いたところからの名という。真田打ち。
サナトロジー【thanatology】
《死という意のギリシャ語thanatosから》死に関する科学。死のあり方や、死にゆく人、またはその近親者の援助の方法を扱う。→タナトス
さとり‐せだい【悟り世代】
将来を早くに見通し、それ以上の成果を望まず、そのための努力をしない世代。ゆとり教育を受けた世代とほぼ重なるとされる。 [補説]平成22年(2010)ごろからインターネットを通じて広まった語という。
さに‐つらう【さ丹つらふ】
[枕]《「つらう」は「つら(頰)」の動詞化という》赤く照り映える意で、「色」「黄葉(もみち)」「君」「妹」などにかかる。「—君が御言と玉梓(たまづさ)の使も来ねば」〈万・三八一一〉
さなだ‐じゅうぞう【真田重蔵】
[1923〜1994]プロ野球選手。和歌山の生まれ。昭和18年(1943)朝日に入団。戦後、持ち球のドロップを生かして活躍。年間39勝というセリーグ記録を樹立。ノーヒット・ノーランを二度達成した。
さと‐みや【里宮】
山上の奥宮に対し、山麓の村里にある社殿。遥拝(ようはい)所として参拝者の便宜のため設けられたという。
さ‐ね
[連語]《尊敬の助動詞「す」の未然形+終助詞「ね」。上代語》敬意を込めて相手にぜひそうしてほしいという気持ちを表す。…なさいね。「難波潟(なにはがた)潮干に出でて玉藻刈る海人娘子(あまをとめ)ど...
さどう‐かいてん【差動回転】
角速度が動径により異なる回転。主に天文学の分野で天体周囲の降着円盤などの回転を表す。一方、各部分が同じ角速度で回転する場合は剛体回転という。微分回転。
ざっ‐と
[副] 1 細部を問題にせず、おおまかに物事を行うさま。ひととおり。「書類に—目を通す」 2 全体の数量や内容などについておおまかな見当をつけるさま。だいたい。およそ。「出席者は—1000人だ」...
サトゥルヌス【(ラテン)Saturnus】
ローマ神話の農耕の神。初めて人間に農耕を教え、太古のイタリアに黄金時代を築いたという。ギリシャ神話のクロノスと同一視された。サターン。