ごま‐の‐はい【護摩の灰/胡麻の蠅】
昔、旅人の姿をして、道中で、旅客の持ち物を盗み取ったどろぼう。高野聖(こうやひじり)のなりをして、弘法大師の護摩の灰だといって押し売りして歩いた者があったところからの名という。ごまのはえ。
ごまだん‐ざん【護摩壇山】
和歌山県北東部、田辺市龍神村五百原と奈良県吉野郡十津川村の県境にある山。標高1372メートル。日高川の水源地。隆起準平原で、山頂に平坦面がある。かつて修験者(しゅげんじゃ)の道場だった。南西麓は...
ご‐めい【五明】
《中国古代舜帝が作ったという「五明扇」の略》扇の異称。「持参の扇を見ては…、—はかたじけなや、と礼あるを」〈咄・醒睡笑・三〉
コマーロム【Komárom】
ハンガリー北西部の都市。ドナウ川右岸に位置し、対岸のスロバキアの町コマールノとエルジェーベト橋で結ばれる。古くから軍事的要衝であり、11世紀に初代ハンガリー王イシュトバーン1世が土塁を築いた。1...
こ‐ぼん【鼓盆】
《「盆」は、酒や水を盛る素焼きの器。荘子が妻を亡くしたとき、これをたたいて歌ったという「荘子」至楽の故事から》妻に死に別れること。
こまか‐し・い【細かしい】
[形][文]こまか・し[シク]「こまかい」に同じ。「何時(いつ)ともなく—・い点(ところ)まで眼に慣れた隊の兵」〈二葉亭・つつを枕〉 [補説]細かい程度が、わずらわしいほどであるという含みをもつ。
こま・す
[動サ特活] 1 与える。やる。主に関西で用いる。「百両の目くさり金(がね)、欲しか、—・そ、と取りて投げ捨て」〈浄・忠臣講釈〉 2 補助動詞として用いて、ある動作をしようという自分の意志を表す...
こめ【米】
稲の種子からもみ殻を取り去ったもの。もみ殻を取り除いただけのものを玄米といい、さらに薄い表皮をとって精白したものを白米または精米という。粳(うるち)と糯(もち)がある。また、品種により粒の形状で...
こめ‐かみ【米噛み】
年少の比丘尼(びくに)。布施としてもらった米を噛み食うところからという。「ちぎりをこめし清林が連れし—」〈浮・一代男・三〉
コリングリッジ‐の‐ジレンマ
《Collingridge dilemma》新たな技術が開発された際、その技術が社会で使われる前に影響力を予測することは困難だが、ひとたび社会に受け入れられて広く普及すると、制御することが困難で...