とう‐せい【頭声】
口腔(こうこう)・鼻腔など、頭に近い器官の共鳴による高声区の声。→声区
とう‐せい【濤声】
波の音。「怒り哮(たけ)る相模灘の—」〈蘆花・不如帰〉 [補説]作品名別項。→濤声
とう‐せい【騰勢】
相場が騰貴する傾向にあること。⇔落勢。
とう‐せい【撓性】
⇒可撓性
とうせい【濤声】
日本画家、東山魁夷が描いた障壁画。唐招提寺御影堂(みえいどう)の寝殿の間を飾る。海の波とそれに抗う岩を描く。昭和50年(1975)に、山をテーマにした「山雲」とともに完成。両者をあわせ「山雲濤声...
とうせいあきうどかたぎ【当世商人気質】
饗庭篁村の長編小説。明治19年(1886)読売新聞に連載、同年刊行。
とうせい‐おとこ【当世男】
気風・態度や容姿などが当世風の男。「美しげなる—」〈浮・一代女・一〉
とうせい‐おんな【当世女】
気風・態度や容姿などが当世風の女。「仕出し衣装の物好み、—のただ中」〈浮・五人女・三〉
とうせいかつしゃ【党生活者】
小林多喜二の中編小説。未完。昭和8年(1933)、著者が官憲の拷問で死亡した直後、かなりの部分を削除・伏字とし、「転換時代」の題で「中央公論」誌に掲載された。戦後、ゲラ刷りと草稿をもとに完全原稿...
とうせい‐き【桃青忌】
松尾芭蕉(ばしょう)の忌日。桃青は芭蕉の別号。陰暦10月12日。時雨忌(しぐれき)。翁忌(おきなき)。芭蕉忌。《季 冬》