とこ‐やま【床山】
1 歌舞伎などで、興行中楽屋に詰めて、俳優の使用するかつらの結髪・修理・保管その他一切を扱う人。昔は俳優自身の髪を結った。 2 相撲で、力士のまげを結うことを業とする人。
とこ‐やみ【常闇】
永久に暗闇であること。永遠の闇。「身辺忽ち—となりて」〈鴎外訳・即興詩人〉
とこ‐よ【常世】
1 「常世の国1」に同じ。「—にと我が行かなくに小金門(をかなと)にもの悲しらに」〈万・七二三〉 2 「常世の国2」に同じ。「田道間守(たぢまもり)—に渡り」〈万・四一一一〉 3 永久に変わらな...
とこ‐よ【常夜】
いつも夜であること。常闇(とこやみ)。「これに因りて—往きき」〈記・上〉
とこよ‐の‐かみ【常世の神】
[連語]常世の国2の神。長寿・富などを授けるとされる。「太秦(うつまさ)は神とも神と聞え来る—を打ち懲(きた)ますも」〈皇極紀・歌謡〉
とこよ‐の‐くに【常世の国】
[連語] 1 死者の行く永遠の世界。黄泉(よみ)の国。 2 古代、海のかなたにあると考えられた不老不死の国。
とこよ‐の‐ながなきどり【常世の長鳴き鳥】
鶏(にわとり)の別名。「—を集めて鳴かしめて」〈記・上〉
とこよ‐もの【常世物】
《常世の国2から田道間守(たじまもり)が持ち帰ったと伝えられるところから》橘(たちばな)の古名。「—この橘のいや照りにわご大君は今も見るごと」〈万・四〇六三〉
ところ【所/処】
[名] 1 空間的な場所。人や物が存在する場所。 ㋐住んでいる場所。住所。住居。「お—とお名前を教えてください」 ㋑その地域。地方。「—の人に尋ねる」 ㋒連体修飾語によって限定される場所。「県...
ところ【野老】
ヤマノイモ科の蔓性(つるせい)の多年草。原野に自生。葉は心臓形で先がとがり、互生する。雌雄異株。夏、淡緑色の小花を穂状につける。根茎にひげ根が多く、これを老人のひげにたとえて野老(やろう)とよび...