としより‐しゅう【年寄衆】
1 貞享3年(1686)以前における議奏(ぎそう)の称。 2 大名家の家老。 3 江戸幕府の老中。 4 江戸時代、町村内の行政をつかさどる役人。
としより‐じ・みる【年寄り染みる】
[動マ上一]老人のような特徴をもったり、考え方をしたりするようになる。「—・みた服装」
としよりずいのう【俊頼髄脳】
源俊頼による歌論書。天永3年(1112)頃、関白藤原忠実の娘、藤原勲子(高陽院)のために述作したものとされる。俊頼無名抄(むみょうしょう)。俊秘抄(しゅんぴしょう)。
年寄(としよ)りには新湯(あらゆ)は毒(どく)
一番風呂は刺激が強くて、老人の体にはよくない。
年寄(としよ)りの冷(ひ)や水(みず)
老人が冷水を浴びるような、高齢に不相応な危ない行為や差し出がましい振る舞いをするのを、警告したり冷やかしたりしていう言葉。
としより‐みょうせき【年寄名跡】
日本相撲協会の年寄名跡目録に記載される年寄の名。相撲協会の役員や親方になるために必要な資格。一代年寄を除き、105名。年寄株。親方株。
としよりむみょうしょう【俊頼無名抄】
⇒俊頼髄脳
としより‐やく【年寄役】
1 「年役(としやく)」に同じ。 2 江戸幕府で、金座の役名。地金の品位の鑑定や、本金・試金石の保管をし、また、金座の総取り締まりをするもの。
とし‐よ・る【年寄る】
[動ラ五(四)]年齢を重ねる。年をとる。老いる。「—・って足腰が弱くなる」
とし‐よわ【年弱】
[名・形動] 1 数え年で年齢をいう場合、その年の後半の生まれであること。また、そのさまや、その人。⇔年強(としづよ)。「—なんだから、一年ぐらい遅れてもいいと」〈山本有三・波〉 2 年下である...