なか‐わたり【中渡り】
織物・陶磁器などで、古渡(こわた)りと後渡(のちわた)りとの中間の、永正・大永(1504〜1528)のころに渡来したこと。また、そのもの。ちゅうわたり。
泣(な)いても笑(わら)っても
どのようにしてみても。物事が最後の段階にきていることのたとえ。「—卒業まであと一週間だ」
泣(な)いて馬謖(ばしょく)を斬(き)る
《中国の三国時代、蜀(しょく)の諸葛孔明(しょかつこうめい)は日ごろ重用していた臣下の馬謖が命に従わず魏に大敗したために、泣いて斬罪に処したという「蜀志」馬謖伝の故事から》規律を保つためには、た...
泣(な)き面(つら)に蜂(はち)
泣いている顔をさらに蜂が刺す。不運や不幸が重なることのたとえ。
流(なが)れに耳(みみ)を洗(あら)・う
《「史記正義」伯夷伝・註から。許由が、尭(ぎょう)から帝位を譲ろうと言われ、汚れたことを聞いたとして耳を洗ったという故事から》汚れたことを聞いたので、その耳を流れで洗い清める。俗事にかかわりなく...
鳴(な)く猫(ねこ)は鼠(ねずみ)を捕(と)らぬ
よくしゃべる者は、かえって実行しないということのたとえ。
ながの‐わかれ【永の別れ】
1 再び会うことのない別れ。永久の別れ。 2 死に別れ。
なか‐べ【中陪/中倍/中重】
《「なかへ」とも》衣服などの間に重ね入れること。また、そのもの。近世では、小袿(こうちぎ)の袖口・襟・裾などで、表地と袘(ふき)との間に入れた別の色の絹地。
なか‐まく【中幕】
幕末から昭和初期の歌舞伎で、一番目狂言と二番目狂言との間に演じる狂言。華やかな一幕物が多い。京阪では、中(なか)狂言といった。
ながら【長柄】
大阪市北区の地名。淀川と新淀川との分岐点の南西側に位置する。