さ
[終助]種々の語に付く。 1 自分の判断や主張を確認しながら念を押す意を表す。「ぼくにだってできる—」「お歴々にも負けることはおりない—」〈浄・鑓の権三〉 2 傍観的な、多少投げやりな調子で、...
さか‐さま【逆様/倒】
[名・形動] 1 物事の上下・左右・前後・裏表などの関係が本来の状態とは反対になっていること。また、そのさま。逆(ぎゃく)。さかさ。さかしま。「—から読んでも同じ言葉」「セーターを裏表—に着る」...
これ‐ほど【此れ程/是程】
1 目の前に示されている程度。物事の程度を強調する気持ちを表すときにも用いる。副詞的にも用いる。この程度。これくらいまで。「—のことで驚くことはない」「—の人物はいない」「—つらいとは思わなかっ...
さんげん‐にはく【三言二拍】
中国、明末に刊行された口語体の短編小説集の総称。三言とは、馮夢竜(ふうぼうりゅう)編著の「喩世(ゆせい)明言」「警世通言」「醒世(せいせい)恒言」、二拍とは、凌濛初(りょうもうしょ)編著の「拍案...
こと‐はじめ【事始め】
1 物事に初めて手をつけること。手始め。着手。「蘭学—」 2 「御事始(おことはじ)め1」に同じ。 3 「御事始(おことはじ)め2」に同じ。《季 春》
さり‐とは【然りとは】
[接] 1 そうとは。そういうこととは。「—いっこうに気づかず失礼した」 2 (感動詞的に用いて)なんとまあ。さてさて。「—やさしく情のふかき御かた」〈浮・五人女・四〉
山中(さんちゅう)の賊(ぞく)を破(やぶ)るは易(やす)く心中(しんちゅう)の賊(ぞく)を破(やぶ)るは難(かた)し
《王陽明「与楊仕徳薛尚誠書」から》山中に立てこもっている賊を討伐するのはやさしいが、心の中の邪念に打ち勝つことはむずかしい。自分の心を律することは困難であるというたとえ。
こ・す【越す/超す】
[動サ五(四)] 1 (越す)ある物の上を通り過ぎて一方から他方へ行く。また、難所や障害となるものを通って、その先へ行く。「塀を—・す」「難関を—・す」「峠を—・す」 2 数量・程度がある基準以...
豈(あに)図(はか)らんや
(多く文末を「とは」で結ぶ)全く思いがけないことが起こったという気持ちを表す。意外にも。「—彼が犯人であったとは」
しょ‐ゆう【所有】
[名](スル)自分のものとして持っていること。また、そのもの。「多大な財産を—する」「父の—する土地」 [用法]所有・所持・所蔵——「田中氏所有(所持・所蔵)の古写本」など、単に持つ意では相通じ...