とも‐づる【友鶴】
雌雄そろっている鶴。また転じて、よい配偶者。「君が幾代の—と、ことぶきてこそ染めにけり」〈浄・島原蛙合戦〉
ともづれ【共連れ】
1 ともに連れ立って行くこと。 2 機密情報などを扱う部屋や区画に、入場許可を得ていない人物が、許可を得た別の人物と一緒に出入りすること。「—防止策」
とも‐どり【艫取り】
《「ともとり」とも》舵(かじ)の近くで艫(ろ)をこぐ人。
とも‐どち【友達】
ともだち。仲間。「我が—はいづち行きけん」〈露伴・二日物語〉
とも‐ども【共共】
[副]一緒にあることをするさま。また、同じようであるさま。ともに。「親子—お世話になります」
とも‐ない【伴ひ】
伴うこと。また、その人。同伴者。「—に後(おく)れしよしにて一宿(ひとよ)を求めらるる」〈読・雨月・菊花の約〉
とも‐な・い
[連語]《「たくもない」の転じた「たうもない」の音変化》動詞の連用形に付いて、…することを望まない、の意を表す。→とむない「女ながらも離れ—・い心持がする」〈一葉・にごりえ〉
とも‐な・う【伴う】
《「なう」は接尾語》 [動ワ五(ハ四)] 1 ㋐一緒に行く。ついていく。「父の出張に—・って外国へ行く」 ㋑ある物事に付随して別の物事が起こる。「科学技術の進歩に—・って生活が簡略化する」「危...
ともなが【朝永】
姓氏の一。 [補説]「朝永」姓の人物朝永三十郎(ともながさんじゅうろう)朝永振一郎(ともながしんいちろう)
ともなが【朝長】
謡曲。二番目物。世阿弥または観世元雅の作。源朝長の守役であった僧が、美濃の青墓(あおはか)に朝長の墓所を訪ねて観音懺法(せんぼう)を修法すると、朝長の霊が現れ、自害するまでのようすを語る。