梃子(てこ)でも動(うご)か◦ない
どのような手段を用いてみても、絶対にその場から動かない。どのようなことがあっても信念を変えない。「一度こうと決めたら—◦ない人」
虫(むし)が好(す)か◦ない
なんとなく気にくわない。「あの客はどうも—◦ない」
いけ‐すか◦ない【いけ好かない】
[連語]《「いけ」は接頭語、「ない」は打消しの助動詞》非常に気にくわない。ひどく感じが悪い。「きざで—◦ない男」
五分(ごぶ)も透(す)か◦ない
少しのすきもない。全く抜け目がない。「薬の引札を団扇に張って湯屋へ配るなどとは、—◦ねえよなう」〈滑・浮世風呂・四〉
おっかな・い
[形]怖い。恐ろしい。「—・い顔」「—・い目にあう」 [派生]おっかながる[動ラ五]おっかなげ[形動]おっかなさ[名]
わっかない【稚内】
北海道北端部の市。宗谷総合振興局所在地。宗谷海峡に臨み、日本最北の地の碑の立つ宗谷岬と野寒布(のしゃっぷ)岬がある。カニ・ホタテ・コンブ漁の基地。人口4.0万(2010)。 [補説]アイヌ語「ヤ...
頰返(ほおがえ)しが付(つ)か◦ない
どうしようもない。なすすべがない。「もしものことがあった日にや、—◦ねえ訳になりまさあ」〈漱石・草枕〉
示(しめ)しがつか◦ない
教えるためのよい例にならない。模範にならない。「他の社員への—◦ない」
手(て)が付(つ)か◦ない
「手に付かない」に同じ。「内部の動揺やら、外部の束縛やらで、一切—◦なかった」〈漱石・門〉
引(ひ)っ込(こ)みがつか◦ない
行きがかり上、途中で退いたりやめたりすることができない。「言い出した手前—◦なくなった」