やみ‐あきない【闇商い】
法を犯して行われる商売。闇取引の商い。
きゃしゃ‐あきない【花車商ひ】
趣味的な道具や装飾品などの、ぜいたく品を扱う商売。また、その店。「鮫(さめ)(=刀ノ柄(つか)ノ装飾)・書物・香具・絹布、かやうの—は」〈浮・永代蔵・六〉
よ‐あきない【夜商い】
夜、あきないをすること。また、その商売。夜の営業。
のこぎり‐あきない【鋸商ひ】
《鋸が、押すと引くとの両方で切るところから》どっちに転んでも利益を得るように商売すること。駆け引きをたくみにして利益を得ること。また、その商人。「さす手引く手に油断なく、—にして」〈浮・永代蔵・四〉
たてり‐あきない【立てり商ひ】
米市で手元に米の現物がなく、思惑だけで売買すること。空米(くうまい)相場。「北浜の米市は…一刻の間に、五万貫目の—もあることなり」〈浮・永代蔵・一〉
のぼり‐あきない【上り商ひ】
都へ上る途中で商いをすること。また、その商人。「江戸に下り本町の呉服棚に売りては、—に奥筋の絹綿ととのへ」〈浮・永代蔵・四〉
げんきん‐あきない【現金商い】
現金で商品の売買をすること。⇔掛け商い。
じぶん‐あきない【自分商ひ】
1 番頭や手代が、主人の指図を受けないで自分の判断で行う取引。「見るを見まねに、—を仕掛け」〈浮・永代蔵・一〉 2 手代奉公を終え、独立して商売を行うこと。「鯉屋が手代、—に少しの米店出して」〈...
いき‐ない【域内】
一定の区域のなか。範囲のうち。「ECの—貿易」⇔域外。
転(ころ)んでもただは起(お)きない
たとえ失敗した場合でもそこから何かを得ようとする。欲の深い、また、根性のある人のたとえ。転んでもただでは起きない。