一(いち)と言(い)って二(に)とない
とび抜けて優れていてその後に続くものがない。「—名人」
おと‐ない
1 訪れ。訪問。「友の—を待つ」 2 音がすること。その響き。また、音から判断されるようすや気配。「なつかしう、うちそよめく—あてはかなりと、聞き給ひて」〈源・若紫〉 3 評判。とりざた。「世の...
そこはかと‐な・い
[形][文]そこはかとな・し[ク]何となくある事が感じられるさま。どこがどうということでない。「—・く漂う香り」
しょうこと‐な・い【しょう事無い】
[形][文]せうことな・し[ク]なすべき手段がない。致し方ない。せんかたない。「誘われて—・く出席する」
やんごと‐な・い【止ん事無い】
[形][文]やんごとな・し[ク]《「止む事無し」が一語化したもの》 1 家柄や身分がひじょうに高い。高貴である。「—・い生まれ」「—・いお方」 2 そのまま捨てておけない。なおざりにできない。の...
又(また)と無(な)・い
[連語]二度と同じことは起こらないだろう。同じようなものは他にないだろう。「—・い好機を生かす」「—・い人材を得る」→又と
二(ふた)つと無(な)い
代わりになるものがない。「—珍宝」
こころ‐もとな・い【心許無い】
[形][文]こころもとな・し[ク] 1 頼りなく不安で、心が落ち着かないさま。気がかりだ。「子供たちだけでは—・い」「古い木橋で—・い」 2 待ち遠しくていらいらするさま。じれったい。「宵過ぐる...
どない
[形動](関西地方で)どんな。どのよう。語幹を副詞的にも用いる。「—なもんですか」「—言うたらわかるの」
あど‐な・い
[形][文]あどな・し[ク]無邪気である。子供っぽい。あだない。〈和英語林集成〉「形も乱れ気も乱れ、乱れ心の—・くも」〈浄・八百屋お七〉