後(あと)がな・い
もうこれ以上、後ろにはさがれない。これ以上は負けられない。「—・い立場に立たされる」
後(あと)に引(ひ)け◦ない
やめられない。また、譲歩できない。「自分で言い出した手前、—◦なくなった」
あどけ‐な・い
[形][文]あどけな・し[ク]無邪気でかわいい。無心である。「—・い寝顔」 [補説]「あどない」に「け(気)」が加わったものか。 [派生]あどけなげ[形動]あどけなさ[名]
あど‐な・い
[形][文]あどな・し[ク]無邪気である。子供っぽい。あだない。〈和英語林集成〉「形も乱れ気も乱れ、乱れ心の—・くも」〈浄・八百屋お七〉
あない
[形動](関西・四国地方などで)あんな。あのよう。「よう—なことが言えるな」
あ‐ない【案内】
《「あんない」の撥音の無表記から》「あんない(案内)」に同じ。「此家(このや)の—を知り居たれば」〈竜渓・経国美談〉
あなたからのがれられない【あなたから逃れられない】
小池真理子のミステリー小説。昭和60年(1985)刊。
あなない
助けること。支えること。特に、高い所に登るための足場。あぐら。「—にあげ据ゑられたり」〈竹取〉
あぶな・い【危ない】
[形][文]あぶな・し[ク] 1 災いが起こりそうである。危険だ。「—・い遊び」「—・い目に遭う」 2 すぐにだめになりそうである。消滅・破産・死などの状態が近い。「経営が—・くなる」「命が—・...
あらけ‐な・い【荒気ない】
[形][文]あらけな・し[ク]《「ない」は意味を強める接尾語》ひどく荒々しい。粗暴である。「屯所(たむろじょ)へ引ゆかんと—・くも引立られ」〈久保田彦作・鳥追阿松海上新話〉