なお‐びと【直人】
平凡な家柄の人。ただびと。「父は—にて、母なむ藤原なりける」〈伊勢・一〇〉
なおび‐の‐かみ【直毘神/直日神】
凶事・罪悪・災害などを改め直すという神。伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が筑紫の檍原(あわきはら)でみそぎをしたときに生まれた神。
なおびのみたま【直毘霊】
江戸中期の神道書。1巻。本居宣長著。明和8年(1771)成立。宣長の神道説・国体観などの骨子を説いたもの。
なお‐また【尚又】
[接]話し終わったあとに、さらに別の事柄を言い添えるのに用いる。その上さらに。そのほかに。「—、参加者には記念品を贈呈します」
なお‐み【直毘】
「なおび」に同じ。
なお‐も【尚も】
[副]その上まだ。あいかわらず。「深更、—議論が続く」
なお‐もって【尚以て】
[副] 1 それでもやはり。それでもまだ。「催促したのに、—できない」 2 なおさら。いっそう。「聞けば—分からなくなる」
な‐おもて【名表】
「名残(なごり)の表」の略。
な‐おや【名親】
名付け親。
なおらい【直会】
祭事が終わってのち、供え物の神酒(みき)・神饌(しんせん)を下げて酒食する宴。