こぼ・れる【毀れる】
[動ラ下一][文]こぼ・る[ラ下二]《古くは「こほれる」とも》 1 欠け損じる。「刀の刃が—・れる」 2 こわれる。破れる。「言ふかひなくぞ—・れ破れたる」〈土佐〉
こぼ・れる【零れる/翻れる/溢れる】
[動ラ下一][文]こぼ・る[ラ下二] 1 液体、粉末、粒状の物などが容器などから外へ出る。すきまなどから漏れ落ちる。「コップの水が—・れる」「袋から米が—・れる」 2 音や光、匂いなどが、ある範...
こぼれ‐ざいわい【零れ幸い】
思いがけなく転がり込んできた幸運。僥倖(ぎょうこう)。「この鸚鵡のみは…—にて、今も飼われ侍り」〈鴎外・文づかひ〉
こぼれ‐だね【零れ種】
1 まいたのではなく自然に地面にこぼれ落ちた種子。また、それから生えてきた植物。 2 正妻以外の女性に生ませた子。おとしだね。落胤(らくいん)。
こぼく‐しかい【枯木死灰】
枯れた木と冷えた灰。活気がなく情熱に欠けていることのたとえ。枯木冷灰。「—でない限りは、欲も野心も山ほどある」〈蘆花・思出の記〉
コピー‐バンド
《(和)copy+band》オリジナルの曲ではなく、有名なバンドの楽曲を模倣して演奏するバンド。
こびり‐つ・く【こびり付く】
[動カ五(四)] 1 固くくっついて離れなくなる。「釜(かま)に御飯粒が—・いている」 2 考えや印象が強く意識に残る。「頭に—・いて離れない」 3 人がまつわりつく。「小児(こども)が二人とも...
コプト‐ご【コプト語】
ハム諸語の一つで、古代エジプト語を継承する言語。エジプトのキリスト教徒によって広く話されたが、のちアラビア語に圧迫され、16世紀にはほとんど話されなくなった。現在ではコプト教会の典礼用語としてわ...
こ‐ほう【孤峰】
1 まわりに高い山がなく、ただ一つそびえる峰。 2 徒党を組まずに一人で独自の道を歩むすぐれた人。「日本画界の—」
ことよせ‐づま【言寄せ妻】
妻だとうわさされている女。「里人の—を荒垣のよそにや我(あ)が見む憎くあらなくに」〈万・二五六二〉