こと‐ゆえ【事故】
よくないことが起こること。さしさわり。じこ。多く「ことゆえなし」の形で用いられる。「相構へて、—なく返し入れ奉れ」〈平家・九〉
こま‐にしき【高麗錦/狛錦】
[名]高麗の国から渡来した錦。また、高麗ふうの錦。袋・紐(ひも)や畳のへりなどに用いた。
[枕]高麗の錦で作った紐の意から「紐」にかかる。「—紐解き開けし君ならなくに」〈万・二四〇五〉
こどく‐かん【孤独感】
自分はひとりぼっちだという感覚。心の通じ合う人がなく寂しいという気持ち。「留学先で周囲にとけ込めずに—をいだく」
こどく‐し【孤独死】
[名](スル)だれにも気づかれずに一人きりで死ぬこと。独居者が疾病などで助けを求めることなく急死し、しばらくしてから見つかる場合などにいう。
こと‐がま・し【言囂し】
[形シク]言葉が多い。口やかましい。うるさい。「さがなく—・しきも、しばしは、なまむつかしう」〈源・夕霧〉
ごとく【如く】
《比況の助動詞「ごとし」の連用形》活用語の連体形、体言、助詞「の」「が」に付いて、比喩(ひゆ)・例示を表す。…のように。…のとおり。「彼の言うごとく市場はまもなく安定した」「脱兎のごとく逃げ帰っ...
こと‐か・く【事欠く】
[動カ五(四)] 1 物が不足する。なくて不自由する。「食べる物にも—・く始末」 2 (「…にことかく」の形で用いて)他に適当なことがあるのに、よりによってわざわざそんなことをする。「言うに—...
こと‐さら【殊更】
[名・形動] 1 考えがあってわざとすること。また、そのさま。故意。「—な仕打ち」「—につらく当たる」 2 格別なさま。「衆議判の時、よろしき由沙汰ありて、後にも—に感じ仰せ下されける由」〈徒...
事(こと)を欠(か)・く
1 必要な物がなくて不自由する。不足する。「毎日食べる物にも—・いている」 2 ほかに適当なことがあるはずなのに、よりによってこんなことをする、という非難の気持ちを込めていう言葉。「言うに—・い...
こと
[終助]《形式名詞「こと」から》活用語の連体形に付く。ただし、形容動詞・助動詞「だ」には終止形にも付く。 1 感動を表す。「まあ、きれいに咲いた—」「大変な人出だ—」 2 質問の意を表す。「お変...