うつし‐ざま【現し様】
[名・形動ナリ] 1 気持ちが正常で確かなさま。正気なさま。「—なる折すくなく侍りて」〈源・薄雲〉 2 いつもと変わらないこと。また、そのさま。「おほやけのかしこまりなる人の、—にて世の中にあり...
うつ‐じょうたい【鬱状態】
気分が落ち込み、感情・意欲・思考などの精神活動が低下した状態。何事にも興味・関心を持てなくなり、不眠や過眠、食欲不振や過食、倦怠感(けんたいかん)などの身体症状があらわれる。悲観的な考えにとらわ...
うつのみや‐そうどう【宇都宮騒動】
元和8年(1622)宇都宮城主本多正純(ほんだまさずみ)が、幕府の許可なく本丸の石垣を修築したことなどを理由に領地を没収された事件。徳川秀忠殺害を企てた宇都宮城内の釣り天井が発覚したためというう...
うつ‐びょう【鬱病】
憂鬱な気分が毎日続き、興味や喜びが感じられなくなる精神疾患。気分障害の一つ。不眠や過眠、食欲不振や過食、頭痛、倦怠感(けんたいかん)などの身体症状を伴い、病状が進行すると、自分には価値がないと感...
うつぼ【鱓】
1 ウツボ科の海水魚。全長約90センチ。体色は黄褐色の地に暗褐色の不規則な横じまがある。本州中部以南の岩礁にすむ。食用。皮はなめし革とする。きだこ。 2 ウナギ目ウツボ科の海水魚の総称。体はウナ...
うつり‐がえ【移り替え】
《「うつりかえ」とも》季節の変わり目に衣類を替えること。衣替え。「初霜月(はつしもつき)の—も何の苦慮(くるしみ)なく」〈露伴・五重塔〉
うつろ・う【移ろう】
[動ワ五(ハ四)]《動詞「うつ(移)る」の未然形に反復継続の助動詞「ふ」の付いた「うつらふ」の音変化》 1 位置や住居を変える。移動する。「木の間を—・う月の光」 2 心変わりする。変心する。「...
腕(うで)一本(いっぽん)脛(すね)一本(いっぽん)
地位・財産もなく、自分のからだ以外に頼るものがないことのたとえ。
うな‐がけ・る
[動ラ四]互いに相手の首に手をかけ親しみ合う意という。「—・りて今に至るまで鎮まり坐(ま)す」〈記・上〉 [補説]連用形の例しかなくて活用は不明。一説に上二段活用とも。
うな‐だ・れる【項垂れる】
[動ラ下一][文]うなだ・る[ラ下二]失望や悲しさ・恥ずかしさなどのために、力なく首を前に垂れる。うつむく。「悲しみに—・れる」「—・れて説教を聞く」