なに‐やつ【何奴】
どんなやつ。いかなるやつ。何者。「—の仕業かはっきりしない」
なに‐やら【何やら】
[副] 1 実体がはっきりわからないさま。なにかしら。「—物音がする」 2 なんとなく。どことなく。「—雨が降りだしそうな雲行き」
なに‐ゆえ【何故】
[副]どうして。どういうわけで。なぜ。「—そう思うのか」
なに‐よう【何用】
どのような用件。何の用事。「こんな時間に—ですか」
なに‐より【何より】
[連語] 1 抜きんでていること。それよりほかにないこと。副詞的にも用いる。「お目にかかれて—うれしい」「ここにいるのが—の証拠」 2 最上・最良であること。「贈り物として—の品」「お元気で—です」
なに‐ら【何等】
[副]「なんら」に同じ。「—の事柄を以てする歟(か)」〈逍遥・小説神髄〉
なにわ【難波/浪速/浪華/浪花】
大阪市付近の古称。特に、上町(うえまち)台地の北部一帯。仁徳天皇の難波高津宮や孝徳天皇の難波長柄豊碕宮(ながらのとよさきのみや)など、たびたび皇居が造営された地。また、一般に、大阪のこと。 ...
なにわ‐いばら【難波薔薇】
バラ科の蔓性(つるせい)の常緑低木。葉は卵形の3枚の小葉からなる複葉。夏、白い5弁花をつける。中国の原産で、観賞用に栽培されるが、暖地では野生化。なにわばら。
なにわ‐え【難波江】
上代、大阪市の上町台地の西側まで来ていた海域の古称。難波潟。[歌枕]「—の蘆のかりねの一夜ゆゑみをつくしてや恋ひわたるべき」〈千載・恋三〉
なにわエレジー【浪華悲歌】
溝口健二監督、依田義賢脚本による映画の題名。昭和11年(1936)公開。家族の借金や学費の工面のために妾(めかけ)になり、男から金をだまし取った女性が、その家族から突き放され転落していく姿を描く...