どう‐たい【道諦】
仏語。四諦の一。煩悩を滅して涅槃(ねはん)に至るために正しい修行を行わねばならないという真理。八正道(はっしょうどう)を内容とする。
どう‐ち【同値】
論理学で、二つの命題p、qにおいて、一方が真であれば他方も真、一方が偽であれば他方も偽という関係が成り立つとき、pとqは同値であるという。また、「pならばq」と「qならばp」が同時に成り立つとき...
どう‐とく【道徳】
1 人々が、善悪をわきまえて正しい行為をなすために、守り従わねばならない規範の総体。外面的・物理的強制を伴う法律と異なり、自発的に正しい行為へと促す内面的原理として働く。 2 小・中学校の教科の...
どうとくてき‐しょうめい【道徳的証明】
神の存在証明の一。神の存在を道徳的に要請するもの。カントは、道徳性と幸福との一致である最高善を実現するためには、神の存在が実践理性によって要請されなければならないとした。
どう‐どう
[副] 1 大量の水が激しく流れる音を表す語。「—と落ちる滝」 2 波が激しく打ち寄せる音や、風が激しく吹きつける音を表す語。「—と森を吹きぬける風」 3 床板などを踏み鳴らす音を表す語。どんど...
どう‐ぶくら【胴脹ら】
1 両端が細く中央部がまるくふくれていること。 2 まんなか。なかほど。中央。「家居も京の—、諸役御免の門作り」〈浄・大経師〉 3 真っ最中。さなか。「悲しゅてならぬ—に、あた聞きともない」〈浄...
どうみゃくかんかいぞん‐しょう【動脈管開存症】
胎児期に特有の血管である動脈管が、出生後も開いたまま残ってしまう状態。動脈管は胎児の肺動脈と大動脈をつなぐ血管で、胎盤を通して母体から酸素や栄養を受け取る胎児期の血液循環に重要な役割を果たすが、...
どうわしゅう【童話集】
《原題、(フランス)Contes de ma mère l'Oye》ペローの児童文学作品。1667年刊行の「すぎた昔の物語ならびに小話」と1694年刊行の「韻文童話集」を総称していう。「長靴をは...
どく【毒】
1 健康や生命を害するもの。特に、毒薬。「夜ふかしはからだに—だ」「—を仰ぐ」 2 ためにならないもの。わざわいになるもの。害悪。「目の—」「青少年には—となる雑誌」 3 人の心を傷つけるもの。...
毒(どく)にも薬(くすり)にもならない
害もなく益もない。じゃまにもならないが、たいして役にも立たない。