こと【異】
[名] 1 別のもの。他のもの。「下の十巻を、明日にならば、—をぞ見給ひ合はするとて」〈枕・二三〉 2 名詞の上に付いて複合語を作り、別の、他の、などの意を表す。「—どころ(異所)」「—ひと(...
こと‐あやまり【事誤り】
事の行き違い。事のまちがい。過失。「花の香をえならぬ袖に移しもて—と妹(いも)やとがめむ」〈源・梅枝〉
言(こと)告(つ)・ぐ
言葉を伝える。人を介して言い知らせる。「故郷(ふるさと)のならしの岡のほととぎす—・げやりしいかに告げきや」〈万・一五〇六〉
悉(ことごと)く書(しょ)を信(しん)ずれば則(すなわ)ち書(しょ)無(な)きに如(し)かず
《「孟子」尽心下から》書物を読んでも、批判の目を持たずそのすべてを信ずるならば、かえって書物を読まないほうがよい。
ゴドーパリーン‐じいん【ゴドーパリーン寺院】
《Gawdawpalin Temple》ミャンマー中部の都市遺跡バガンにある仏教寺院。パガン朝第7代王ナラパティシードゥーの命で建設がはじまり、1227年にその息子ナンダウンミャー王の時代に完成...
事(こと)合(あ)・う
うまく事が運ぶ。「もてかしづき聞こえ給ふさま、愚かならず、—・ひたる心地して」〈源・葵〉
五鼎(ごてい)に食(く)わずんば死(し)して五鼎(ごてい)に烹(に)られん
《「史記」主父偃伝から。「五鼎に食う」は出世する意》立身出世ができないのなら、いっそ思いのままに生き、大罪を犯して刑死しよう。
鐺(こじり)が詰(つ)ま・る
《鐺が詰まると刀の抜き差しがならなくなるところから》借金の払いができず動きがとれなくなる。「当たる所が嘘八百、いかう—・ってきた」〈浄・冥途の飛脚〉
こじん‐の‐せんりょうげんど【個人の線量限度】
国際放射線防護委員会(ICRP)が勧告する、放射線防護に関する3原則の一つ。「個人が受ける放射線量はICRPが勧告する線量限度を超えてはならない」というもの。線量限度の適用。
こだわり
1 こだわること。拘泥(こうでい)。「なんの—もなくつきあう」 2 (「こだわりをつける」の形で用いる)文句を言うこと。難癖。「宿所(うち)なら—を付けてやるんだけれども」〈二葉亭・浮雲〉 [補...