なが‐こい【長恋/永恋】
長い間思い慕うこと。「後れ居て—せずはみ園生(そのふ)の梅の花にもならましものを」〈万・八六四〉
なき‐ふ・る【鳴き旧る】
[動ラ上二]鳴き声を聞き慣れて珍しくなくなる。「—・りて後に語らへほととぎす老いて聞くべき初音ならずは」〈新千載・夏〉
ないせい‐ふかんしょう【内政不干渉】
一国の内政問題はそれぞれの国家の意思によって決められるべきで、他国が干渉してはならないこと。国際法上の原則となっている。
ないり【泥梨/泥黎】
《(梵)nirayaの音写》仏語。地獄。奈落(ならく)。奈利(なり)。
ないばつ‐てき【内罰的】
[形動]失敗したときや思うようにならなかったときに、攻撃を自分に向け、みずからを責める傾向があるさま。自罰的。「—な性格」→外罰的 →無罰的
なおし‐もの【直し物】
1 ものを直すこと。また、直さなければならないもの。つくろいもの。 2 除目(じもく)のあと、召名(めしな)などの誤りを改める儀式。
長(なが)き別(わか)れ
長い間の別れ。また、永久に会えない別れ。永別。永の別れ。「これもまた—になりやせむ暮を待つべき命ならねば」〈新古今・恋三〉
長(なが)き眠(ねぶ)り
1 長い間の眠り。迷いから長くさめないことのたとえ。「逢ふと見しその夜の夢のさめであれな—は憂かるべけれど」〈千載・恋四〉 2 死ぬこと。永眠。「七十の夢より後のいかならん—の果てぞ悲しき」〈続...
なかり‐せ‐ば【無かりせば】
[連語]《形容詞「なし」の連用形+過去の助動詞「き」の未然形+接続助詞「ば」》もしなかったならば。「吹く風と谷の水とし—み山がくれの花を見ましや」〈古今・春下〉
泣(な)くに泣(な)け◦ない
泣いたくらいではどうにもならないほど、ひどくつらい。「—◦ない凡ミス」