ま‐ひら【真平】
[形動ナリ] 1 まったいらであるさま。ぺちゃんこ。「蛙(かへる)—にひしげて死にたりけり」〈宇治拾遺・一一〉 2 まったく平凡であるさま。「定家の家の集を御覧候へ。ただ—なる歌はさらに無きなり...
程(ほど)こそあれ
…するとすぐに。…するや否や。「ここかしこに取り付く—、落ち重なり落ち重なりつかみつく」〈保元・下〉
まろ・める【丸める/円める】
[動マ下一][文]まろ・む[マ下二] 1 「まるめる1」に同じ。〈和英語林集成〉 2 「まるめる2」に同じ。「何故その頭を—・め給いしぞと恨めしくもなりぬ」〈一葉・たけくらべ〉 3 全体をそれで...
まろ【丸/円】
[名・形動ナリ] 1 まるいもの。また、まるいさま。「大きなる松の木などの二三尺にて—なる」〈枕・三〇六〉 2 丸々とふとっているさま。「—にうつくしく肥えたりし人の」〈源・宿木〉 3 まるまる...
まれ‐まれ【稀稀】
[形動][文][ナリ]きわめてまれであるさま。「夜も十一時過と思われ、往来の人も—なり」〈逍遥・当世書生気質〉
[副]
に同じ。「猫殿の—おはいたるに、物よそへ」〈平家・八〉
ぼに【盆】
《「ぼん」の撥音「ん」を「に」と表記したもの》 1 盂蘭盆(うらぼん)。ぼん。「十五、六日になりぬれば、—などするほどになりにけり」〈かげろふ・上〉 2 盆の供養の布施物。「御—どもは例の数候ふ...
ほしき‐まま【縦/恣/擅】
[形動ナリ]「ほしいまま」に同じ。「巧みにして—なるは失のもとなり」〈徒然・一八七〉
ふ‐せん【膚浅】
[名・形動]思慮などの浅いこと。また、そのさま。あさはか。「—なる詩人は水彩画師なり、空想の子なり」〈鴎外訳・即興詩人〉
ブルガダ‐しょうこうぐん【ブルガダ症候群】
突発性の心室細動により心停止状態となり、失神を引き起こし、突然死に至る場合がある心臓病。心臓病歴のない中高年男性に多く、睡眠中など安静時に起こることが多い。ぽっくり病の原因の一つと考えられている...
ぶんご‐けい【文語形】
文語文の中で用いられる語形。主として活用語に用いる。例えば、動詞の「あり」「す」、形容詞の「速し」「美し」、形容動詞の「静かなり」「賑やかなり」など。⇔口語形。