なべ‐な【山芹菜】
スイカズラ科の越年草。山地に生え、高さ1メートル以上になり、全体にとげのような毛がある。葉は羽状に裂けていて、柄に翼がある。夏から秋、紅紫色の頭状の花が咲く。
何(なに)かせ◦む
ある行為をしても結局は何の役にも立たない、という気持ちを表す。何になろうか、何にもなりはしない。「思ふ事ならでは世の中に生きて—◦むと思ひしかば」〈竹取〉
なま‐はんじゃく【生半尺】
[名・形動ナリ]「生半可(なまはんか)」に同じ。「今つうといふは—をいふ」〈洒・噺之画有多〉
なま‐ぬる・い【生温い】
[形][文]なまぬる・し[ク] 1 少しあたたかい。中途半端にあたたかい。また、変にあたたかい。なまあたたかい。「—・いふろ」「—・い春風」 2 きびしさがない。手ぬるい。「—・い処置」「しつけ...
なま‐ふごう【生不合】
[形動ナリ]ちょっと金に困っているさま。暮らしが余り楽でないさま。「大学の衆どもの—にいましかりしを」〈大鏡・時平〉
なま‐なま【生生】
[副](スル)非常に新しいさま。いかにも生々しいさま。「青い葉が—して一めんに散っているのである」〈堀辰雄・巣立ち〉
[形動ナリ] 1 本気でしないさま。しぶしぶ。「其の御琴を取り依(よ)せ...
なま‐にんじゃく【生人尺】
[名・形動ナリ]「生半可(なまはんか)」に同じ。「(ドラ息子ノ)居続けへ—な母の文」〈柳多留・二〉
なま‐なか【生中/生半】
[形動][文][ナリ]中途半端なさま。どっちつかず。なまはんか。「—な心得では太刀打ちできない」
[副]そうすることがかえって良い結果とならず、まずいという気持ちを表す。なまじっか。「けれど...
ナポリ【Napoli】
イタリア南西部、ティレニア海に臨む港湾都市。近くにカプリ島・ベズビオ火山があり、風光明媚な観光地として知られる。前600年ごろ、ギリシャの植民市として建設され、ネアポリス(新市)とよばれた。ロー...
なま・し【生し】
[形シク] 1 なまである。新鮮である。「—・しき鯛はいみじき物ななり」〈今昔・二八・三〇〉 2 十分に熟練していない。未熟である。「衆生の機—・しき時は感応なし」〈沙石集・二〉