われ‐かしこ【我賢】
[形動ナリ]自分だけがかしこそうにしているさま。「—にうちあざわらひて語るを」〈源・手習〉
われ‐から【我から】
[副] 1 自分から。また、自分自身が原因で。和歌では多く「破殻(われから)」と掛け詞で用いられた。「—進んで話す」「海人の刈る藻に住む虫の—と音(ね)をこそ泣かめ世をば恨みじ」〈古今・恋五〉 ...
われ‐から【破殻/割殻】
端脚目ワレカラ科の甲殻類の総称。海産で、主に海藻の間にすむ。体長数センチの細長い円筒形で、胸部は7節からなり、第3、4節を除く各節から細長い付属肢が一対ずつ伸びる。第2節のものははさみ状。名は、...
われ‐がち【我勝ち】
[形動][文][ナリ]他人におくれまいと先を争うさま。「—に出口へ殺到する」
われら【我等】
日本の総合雑誌。大正7年(1918)の白虹事件により朝日新聞を退社した長谷川如是閑、大山郁夫らが中心となり、大正8年(1919)に創刊。進歩的思想に基づいて社会批評を展開した。昭和5年(1930...
われ‐われ【我我】
[代] 1 一人称の人代名詞。「われ」の複数。わたくしたち。われら。「—の出る幕ではない」 2 一人称の人代名詞。単数を表す。へりくだる気持ちを含んでいう語。わたくし。「—はことのほか酔ひて」...
わろ・し【悪し】
[形ク]《他より劣っている、普通以下である、の意で、一定の水準以下であるさまを表す》 1 程度が低い。質が悪い。よくない。「いと—・かりしかども、…この花を折りてまうで来たるなり」〈竹取〉 2 ...
わわ・し
[形シク] 1 騒々しく、落ち着きがない。軽々しい。「この頃の人は、よろづ—・しきやうにのみ連歌の道もなり行くなり」〈筑波問答〉 2 騒がしい。やかましい。また、口うるさい。「—・しうは—・しい...
わん【湾〔灣〕】
[常用漢字] [音]ワン(漢) 1 海が陸地に入り込んでいる所。「湾口・湾内/峡湾・港湾」 2 (「彎」の代用字)弓なりに曲がる。「湾曲・湾入」 [名のり]みずくま
わん‐きょく【湾曲/彎曲】
[名](スル)弓なりに曲がること。「柱が—する」「—した海岸線」