物心(ものごころ)が付(つ)・く
幼児期を過ぎて、世の中のいろいろなことがなんとなくわかりはじめる。「—・くころからピアノを習っている」
もの‐ごわ・し【物強し】
[形ク]なんとなくかたくるしい。なんとなくうちとけない。「すくよかに言ひて、—・きさまし給へれば」〈源・若紫〉
もの‐さびし・い【物寂しい/物淋しい】
[形][文]ものさび・し[シク]なんとなくさびしい。うらさびしい。「—・い光景」 [派生]ものさびしげ[形動]ものさびしさ[名]
もの‐さび・れる【物寂れる】
[動ラ下一]なんとなくさびれた感じになる。「—・れた町はずれ」
もの‐さわがし・い【物騒がしい】
[形][文]ものさわが・し[シク] 1 なんとなく騒々しい。「—・い場内」 2 世の中などの状態が穏やかでない。物騒(ぶっそう)である。「発砲事件が頻発して—・い」 3 なんとなくあわただしい。...
もの‐すご・い【物凄い】
[形][文]ものすご・し[ク] 1 ひじょうに気味が悪い。なんとも恐ろしい。「怒った顔が—・い」「断崖絶壁の続く—・い所」 2 並の程度をはるかに超えている。はなはだしい。「人出が—・い」「—・...
もの‐すさまじ・い【物凄じい】
[形][文]ものすさま・じ[シク]《「ものすさましい」とも》 1 なんともいえず激しい。「—・い地鳴り」 2 非常に恐ろしい。見る人をぞっとさせる。「—・い顔つきの鬼女」 3 なんとなく興ざめが...
物(もの)ともせず
問題にもしない。なんとも思わない。「周囲の反対を—ひたすら意志を通した」
もの‐なげか・し【物嘆かし】
[形シク]なんとなく嘆かわしい。「なほつねに—・しく、世の中、心にあはぬ心地して」〈枕・三一五〉
もの‐なつかし・い【物懐かしい】
[形][文]ものなつか・し[シク]なんとなく心が引かれる様子である。なんとなくなつかしい。「ふと—・しい気分になった」 [派生]ものなつかしげ[形動]ものなつかしさ[名]