ネッカー‐の‐りっぽうたい【ネッカーの立方体】
平面に描かれた立方体の透視図において、頂点の遠近が明らかでないもの。透視図の内部に位置する二つの頂点のうち、どちらが手前にあるのか、二つの解釈ができるものをさす。反転図形の一種。スイスの結晶学者...
ないぶつうほう‐せいど【内部通報制度】
企業などの組織において、法令や倫理規定に違反する行為の発生、あるいはそのおそれがある場合に、それを察知した人が、通常の方法では報告できないときに、適切に対応できる専門窓口に直接通報できる制度。
ないぶとうせい‐ほうこくしょ【内部統制報告書】
企業において、財務報告の適正性を確保するために必要な内部統制の仕組みが有効に機能しているかどうかを、経営者が自ら評価し、その結果を報告する書類。事業年度ごとに経営者が作成し、公認会計士または監査...
ないぶ‐とうせい【内部統制】
企業や行政機関などにおいて、業務が適正かつ効率的に遂行されるように組織を統制するための仕組み。組織内で不正・違法行為・ミスの発生を防止し、組織が有効に運営されるように、業務に関する規則・基準・プ...
ないぶ‐りょうしすう【内部量子数】
量子力学において粒子の状態を特徴づける、運動量や座標によらない量子数。電荷、ストレンジネスなどがある。
ないざい‐いん【内在因】
事物の内部から作用して、その運動・変化を引き起こす原因。アリストテレス哲学において、生物などの運動・変化の説明に用いられた。汎神論では、神は世界の内にあって働きかけると説かれる。⇔外在因。
ない‐らん【内乱】
1 国内の騒乱。 2 一国内において、政府の転覆を目的とする反政府勢力と政府側とによって行われる武力闘争。 [補説]作品名別項。→内乱
ないてきどくはく【内的独白】
ジョイスが小説「ユリシーズ」の最終章において、夫の帰りを待つ妻モリーが眠りに落ちるまでの意識の流れの描写に用いた手法。多くの作家が応用し、その技法の革新性を説く評論も多数執筆された。→意識の流れ
ない‐ざい【内在】
[名](スル) 1 あるものが、そのものの中におのずから存在すること。「人の心に—する道徳律」⇔外在。 2 哲学で、超越に対し、現象がみずからの内にその根拠・原因をもっていること。神が世界の内に...
なごや‐きんり【名古屋金利】
名古屋を中心とする経済圏において、金融機関の平均貸出金利が全国平均を大きく下回ることをいう。優良企業が多いことや、金融機関の競争が激しいなどが理由とされる。