におい‐ざくら【匂桜】
1 桜の一品種。花は白色、八重で、香りがある。 2 香りのある花をつける桜。
におい‐すみれ【匂菫】
スミレ科の多年草。高さ約15センチ。葉は根際から出て、心臓形。春、濃紫色の芳香のある花が咲く。南ヨーロッパ・西アジアの原産。観賞用。バイオレット。《季 春》
におい‐だま【匂い玉】
玉の形をした匂い袋。匂いの玉。
におい‐づけ【匂い付け】
連句の付合(つけあい)手法の一。前句と付句との間に気分・情趣の照応や調和をはかる付け方。特に、蕉風(しょうふう)で用いられた。
に‐おい‐て【に於て】
[連語]《「におきて」の音変化》 1 動作・作用の行われる時・場所・場合を表す。「パリ—外相会議が開かれる」「この事天下—殊(こと)なる勝事(しょうし)なれば、公卿僉議(くぎゃうせんぎ)あり」〈...
におい‐どり【匂い鳥】
ウグイスの別名。
におい‐ねずみ【臭鼠】
マスクラットの別名。
におい‐の‐はな【匂いの花】
連句で、名残の裏の定座(じょうざ)(歌仙では5句目、百韻では7句目)に詠み込む花。名残の花。→花の定座
におい‐ぶくろ【匂い袋】
丁字(ちょうじ)・麝香(じゃこう)・白檀(びゃくだん)などの香料を入れた小袋。携帯用としたり、たんすの中に入れたりする。《季 夏》
におい‐やか【匂いやか】
[形動][文][ナリ] 1 つやつやと輝くように美しいさま。におやか。「彼女の顔の白さが薄闇のなかに—に仄めいた」〈秋声・仮装人物〉 2 よい香りが立ちこめているさま。かぐわしいさま。におやか。...